商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 毎日新聞社 |
発売年月日 | 2011/01/30 |
JAN | 9784620107622 |
- 書籍
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葦舟、飛んだ
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葦舟、飛んだ
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商品レビュー
3.4
5件のお客様レビュー
すごく遠回りをして、作家が伝えたいことを聞いたような感じだ。もどかしかった。津島さんは、上坪隆著の「水子の譜〜ドキュメント引揚げ孤児と女たち」に触発されてこの小説を書いたということで、とどのつまりはこの本を紹介したかったのだろう。だから、僕は買いましたよ、この本。このテーマの本も...
すごく遠回りをして、作家が伝えたいことを聞いたような感じだ。もどかしかった。津島さんは、上坪隆著の「水子の譜〜ドキュメント引揚げ孤児と女たち」に触発されてこの小説を書いたということで、とどのつまりはこの本を紹介したかったのだろう。だから、僕は買いましたよ、この本。このテーマの本もいくつか読んでいて、とても興味ある内容だから。はい。
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ボストンでの爆弾テロのニュースをきいてアメリカが常に戦争状態の中にいる事を再確認させられた。この本は登場人物乃ほとんどが語り部となる面白い手法であるとともに、最初の主な登場人物が第二次世界大戦直後の東京で小学校に通っていた同窓生で、その仲間の一人が急死したときに集まって話しだした...
ボストンでの爆弾テロのニュースをきいてアメリカが常に戦争状態の中にいる事を再確認させられた。この本は登場人物乃ほとんどが語り部となる面白い手法であるとともに、最初の主な登場人物が第二次世界大戦直後の東京で小学校に通っていた同窓生で、その仲間の一人が急死したときに集まって話しだした戦後の状況にかんしての会話がきっかけとなり自分たちがいかに疎開の事、満州の事、シベリアの事(シベリアは当初はいまほど広い地域ではなく戦争を機に中国との関係もあり海まで拡大されたこと、当時ロシアはアラスカまで領土にしており、財政難からアメリカに売却した事など)いかに自分たちが無知であったかに気付き、おのおのがいろいろ調べ進める事となる。僕もいかに歴史に疎いかに気付かされ恥ずかしくなった。また戦後に被害にあった女性の話も身につまされるもので 戦争の被害の表面に出ない部分をより多くの人が知る必要も感じた。平和ぼけの日本人(僕も含め)はもう少し戦争の事を知るべきかと。書評を読み買った本だが、大当たりでした。一読の価値あり。
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妻であったり友人であったりする道子がスズメバチに刺されて急死。その後集まった同級生が道子さんの秘密を探すという名目でメールしたり集まったり。だいたいは満州からの引き上げをテーマにした反戦もの。 でもこれだけではつまらなかったと思うが、哲君とクロの一コマなどがいい。
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