商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 本の雑誌社 |
発売年月日 | 2011/01/01 |
JAN | 9784860112134 |
- 書籍
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だいたい四国八十八ケ所
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だいたい四国八十八ケ所
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商品レビュー
3.7
21件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
すごく厳かな雰囲気…はタイトル通りで 微塵もございません。 3年かけて行われた八十八か所巡り 完全歩き遍路ではなくて フツーに電車にもなりますし車も使います。 なので「だいたい」 だけれども苦労は伝わってきます。 そりゃあ距離ありますし… 一番いいと言われていたところは 期限付きであったのと 天候不良で楽しめず。 言えるのは「所要時間」を 競うのは野暮ということね。 その概念を楽しむのよ。
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旅行ライターによる四国八十八ケ所巡り。タイトルに「だいたい」とありますが、初挑戦で区切り打ち(本書でこういう言葉を知りました)、足かけ3年で一周してます。四国巡礼とは何ぞや?と聞かれたら、筆者曰くそれは「マメ」だそうです。遍路転がしという難所もわりとトレッキング気分で越え、悪天候...
旅行ライターによる四国八十八ケ所巡り。タイトルに「だいたい」とありますが、初挑戦で区切り打ち(本書でこういう言葉を知りました)、足かけ3年で一周してます。四国巡礼とは何ぞや?と聞かれたら、筆者曰くそれは「マメ」だそうです。遍路転がしという難所もわりとトレッキング気分で越え、悪天候は無理をしない。年配者にありがちな早さも競わない。空海の身代わりでもある金剛杖は邪魔になると持たず、菅笠もしたりしなかったり。きれいな海を見て空海の時代海水浴はなかったのか?と想像してみたり、途中カヌー下りやシュノーケリングも楽しむ。気軽に読めて文章がとにかく面白い。私は歩き遍路ならぬ読み遍路した気分です。
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何のためになんて考えていると旅はいつまで経っても始まらない やりたいことは面倒臭い 結局自分が1番かわいいのは生物として当然 四国遍路は適度に誰かと打ち解け合いたい中高年に最適な旅のルートかもしれない 最後までやり抜くよりも途中でサボる方が難しい やり抜くのは惰性だがサボ...
何のためになんて考えていると旅はいつまで経っても始まらない やりたいことは面倒臭い 結局自分が1番かわいいのは生物として当然 四国遍路は適度に誰かと打ち解け合いたい中高年に最適な旅のルートかもしれない 最後までやり抜くよりも途中でサボる方が難しい やり抜くのは惰性だがサボるのは決断 階段を登る際は前傾姿勢にならずに下半身だけで登ると良い お遍路転がしの登山と室戸岬が苦行 足は疲れると土踏まずがぺったんこになり、指が靴に押し付けられて豆ができる 固い中敷きで土踏まずを補強する 四国はお接待文化のせいか人がものすごく親切 含蓄お爺さんに別れを告げると無愛想になってろくに見送りしないのが特徴 遍路というのは元々海沿いを歩いていく修行形態から変遷して行ったものという説がある 若いうちは初対面の人は皆敵のように思っていたりするが、歳をとると最初からお互い知ったこっちゃなくなる 四万十川のインストラクターとして働くことを決めた人々は、自然と共に暮らすのが第一優先で、そのために考えうる仕事は何かと検討した結果がこれである 仕事が第一優先じゃない人生 遍路のクライマックスは室戸と足摺 歳を取ってる人ほど人並み以上に歩けるかどうかを気にして日数にこだわる 旅の醍醐味の一つは訳のわからないことや予想外の事態に遭遇すること 理不尽さややり切れなさを味と思ってこそ旅が旅になる
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