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九時まで待って 改訂新版 集英社文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 集英社 |
発売年月日 | 2011/01/25 |
JAN | 9784087466560 |
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九時まで待って 改訂新版
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商品レビュー
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作家浅野稀(まれ)と一緒に住む蜜子は31歳。 三年前に新人賞をもらって、甘いルックスでテレビや雑誌にも顔を出す稀は仕事が増え、今では優雅な生活をしているけれど、売れっ子になるにつれ、稀は独身を装い蜜子の存在を隠すようになってきた。 入籍もせず5年も一緒に住んでる2人だけれど、男...
作家浅野稀(まれ)と一緒に住む蜜子は31歳。 三年前に新人賞をもらって、甘いルックスでテレビや雑誌にも顔を出す稀は仕事が増え、今では優雅な生活をしているけれど、売れっ子になるにつれ、稀は独身を装い蜜子の存在を隠すようになってきた。 入籍もせず5年も一緒に住んでる2人だけれど、男と暮らすのは綱渡りだと感じながら、稀のまわりに集まる女性たちをすごく冷静な目で見ている蜜子に嫌味がなく、稀と2人でいる時のテンポの良い会話の裏で、蜜子が口には出さずに思っていることが、読み手にどんどん響いてきます。 蜜子には「衝突する能力」がなく、蜜子は稀とどうしたらいいのかわからなくなります。 嫌いだったら別れればいいだけのこと。 といってこの先、稀と一緒にやっていく自信もない。 田辺聖子さんは、こんな切ない女心を描くのが本当に上手いです。 最終章、粉雪が舞うニューヨークの巨大な電飾のクリスマスツリーを見上げながら思いをはせる蜜子が、潔くてほっとしました。
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すごい…!だんたんとすれ違ってゆく2人、蜜子の心に刺さってゆく棘、それが目の前に見えるように書かれている。 他の男性に逃げてしまう蜜子の気持ちもすごく分かる。でも、そこでは埋められない気持ち、それもすごく分かりやすく表現されていて、共感。 切なかった〜
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