商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 角川書店/角川グループパブリッシング |
発売年月日 | 2010/12/24 |
JAN | 9784043834075 |
- 書籍
- 文庫
怪談熱
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怪談熱
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商品レビュー
3
5件のお客様レビュー
実話系が二話とホラーが七話。 以前に読んだ怖いエッセイを期待していたんだけど、実話系はまぁ良かったかな。じめじめとした厭さが相変わらず上手い。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
この世には聞いてはいけない、話してはいけない類いの怪談話がある。そして、ある作家が怪談会で聞いてしまった怪談は心身を冒し悪夢を引き寄せる話だった。夢と現を行き来し熱に浮かされ、覚めない悪夢を見続ける。彼はいつ解放されるのだろうか。 この作者の怪談話は何冊か読んで、こちらの本もタイトルに「怪談」とあるので怪談話かと思って読んでいたが、怪談に絡めた話は一番最初と一番最後の話のみだった。ジャンルとしてはブラックユーモアもりもりのイヤミス小説。ひたすらに人間の狂気と理不尽と不条理が詰め込まれた話ばかりだった。どの作品も面白く、先が気になるのだが特に女と男の痴情話や不倫、浮気などの話が多く、やり取りも生々しくて胸焼けがする。雰囲気はすべて陰鬱で一度転がり落ち始めると事態は全く好転せず落ち続けるばかり。救いの手はなくただひたすらに状況や周りの人間が主人公ないしその周りの人間を追い詰め続けた。とくに不条理を感じたのは「猿島」どういう因果かはわからないが(因果などなく、外部からの観光客をこうやって食い物にして嵌めているのか?)普通に旅行をしていた家族が、人生を全部棒に振るような仕打ちを受けるのはひどすぎる。読了後のすっきり感は全くなくいつまでも、もやもやしたものが胸にわだかまる。人間の欲だったり、一時の感情だったりが一番厄介で恐ろしいのがよくわかる作品だった。
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粘っこい何かが残る感じの話ばかり 花冷えの儀式は人柱の儀式かな? ドラキュラの家は日本なのに吸血鬼・・とは思ったけど1番好きな話かもしれない あの時扉を開けていたらどうなっていたのか 猿島の話は海外旅行あるあるなのかもしれない・・ 信仰と薬物には注意
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