ミツバチが告げる人類の滅亡

遠辺邦雄(著者)

• 販売会社／発売会社: 文芸社
• 発売年月日: 2011/01/01
• JAN: 9784286101293

商品レビュー

2013/11/12

ブラジルで農園開発などのデベロッパー業務に就いていた商社マン進藤は、意欲減退や妄想など統合失調症とも思える症状を呈して帰国した。同僚と家族に付き添われて奥村の経営する心療内科を受診する。進藤の同級生である引間は、所有するビルの清掃中に昏倒した後、衰弱する一方で奥村の診察を受ける。進藤はブラジル奥地で呪術師の呪いを受けたと言い、引間は宇宙人から怪電波を照射されたと言う。同時に、奥村の住むニュータウンからアリをはじめとする昆虫の姿が消える。
題材は面白い。ストーリー展開もまあまあ。文章がこなれていない感じもする。タイトル、章の題なども、もう少し何とかならないかと思った。同様の内容で次回作を期待したいが故人でいらっしゃるとのこと。残念です。