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和菓子の意匠

井上由理子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 京都新聞出版センター
発売年月日 2010/12/01
JAN 9784763806420

和菓子の意匠

¥1,540

商品レビュー

3

3件のお客様レビュー

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2023/10/12

映画でこういう見方もあったんだのような驚きを和菓子にも感じた。 景色や季節を自由に表現する和菓子の奥深さが面白い。

Posted by ブクログ

2018/07/09

和菓子のデザインとその理由、エピソードなどが書かれている。次に掲載のお菓子を楽しむときに思い出して味わいたい

Posted by ブクログ

2013/03/25

<京の和菓子で綴る歳時記> 茶道の月刊誌に1年間に渡って連載されたものに少々手を加えて書籍化したとのことである。 睦月は松、如月は梅、と旧暦月名にそれぞれの月にふさわしい言葉を沿え、それにちなんだ茶席の和菓子を紹介していく。普段のおやつというよりも、ちょっとよそいきの上生菓子で...

<京の和菓子で綴る歳時記> 茶道の月刊誌に1年間に渡って連載されたものに少々手を加えて書籍化したとのことである。 睦月は松、如月は梅、と旧暦月名にそれぞれの月にふさわしい言葉を沿え、それにちなんだ茶席の和菓子を紹介していく。普段のおやつというよりも、ちょっとよそいきの上生菓子である。 和菓子は料理とは異なり、「旬の素材」があるわけではない。色や形、故事来歴に基づき、すなわち意匠で四季の移ろいを感じさせるのが、和菓子の季節感である。 本書では、月々のキーワードが1つに絞られている。もちろん、その月をそのひと言で網羅できるわけではないが、敢えて1つに絞ったことで、その言葉の持つ広がりを感じさせ、延いては和文化の持つ奥深さにも誘う仕掛けともなっている。 京の和菓子は、「ざんぐり」という言葉に象徴されるように、あまり作り込みすぎず、見る人の思いや想像に委ねる部分が多いように感じられる。かっちりとそのものを写し取る具象画というよりは、抽象画を思わせる。余白が多いと言ってもよいのかもしれない。 雪から芽を出す緑を表す「下萌」は、弥生のほのかな「ぬくもり」を感じさせる。卯月の「花筏」は、川面に浮かび流れていく花びらを象る。 こうした意匠はお茶を楽しむ人々と、和菓子屋の主人たちのやり取りの中で洗練されてきたものである。 時代が移り、こうした意匠がなかなか通じなくなり、和菓子屋の主人が工夫を凝らしても客にわかってもらえないことも増えたという。その乖離をいくぶんでも埋められればというのが著者の思いでもある。そのため、ある程度お茶を知っている人向けであるのかという印象も受ける。 時代を超えて残ってきた意匠は、眺めるだけでも美しい。だが背景を知ればより奥深く、味わいも一層増すものだろう。

Posted by ブクログ

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