ドラッカーの講義 1943-1989 マネジメント・経済・未来について話そう

P.F.ドラッカー【著】, リックワルツマン【編】, 宮本喜一【編訳】

• 販売会社／発売会社: アチーブメント出版
• 発売年月日: 2010/12/10
• JAN: 9784902222982

商品レビュー

2012/05/13

P.F.ドラッカーが1943－89年の間に行なった大学の講義を纏めた本。本書を読むと、氏が「経営」だけでなく「歴史」「文化」「環境」「哲学」といった幅広い分野に精通していることが分かる。中でも「環境」については、70年代にここまで考えていた人がいたのか！と驚くばかり。

「環境問題を企業の利益で相殺できるという誤解が、この問題が根本的に解決しない理由のひとつである」（この文章を読んで、カーボンオフセットってまさにそうだなーと思った。）

2011/03/05

ドラッカー講義　Byリック・ワルツマン　クレアモント大学院大学ドラッカー・インスティテュートのエグゼクティブ・ディレクター。

事業を効率よく運営し、責任をもって人々を導

く。そして、健全な社会を実現していく。大事

になってくるのが、ミッション、バリュー、イ

ノベーション

ミッションとは、組織の存在意義そのもの。
企業価値（バリュー）と密接に繋がっている。
イノベーションは、常に変化を模索し、パフォ

ーマンスの新たな側面を見出す。

ビジョナリーカンパニー　ジェームズ　C　コ

リンズ
「偉大な企業は、陰と陽が良い具合に繋がって

いる」と述べる。そして、偉大な企業は存在意

義を保ち、目的を野心的な目標に変換し。組織

を停滞させず発展へと鼓舞します。

まずは、ミッションから始める。組織の行動に

関心を向ける。そして、戦略を立てていく。短

く、Tシャツにのるくらい、どのようにではな

く、何か。このとき、チャンスとして、社会の

ニースをとらえる。能力として、専門分野にお

ける卓越性が必要。強みを磨けば、弱みは問題

とならなくなってくる。ミッションは、必要の

ないことまで示してくれる。責任＝対象に対す

る情熱　情熱がないと、良い商品も自覚されな

い。

リーダーシップ　ミッションを浸透させること

。言葉と行動の両方で、示し、言葉に説得力を

もたらすこと。一貫性によるもの。望まれない

、尊敬されない行動を避けることが重要。ジェ

ームズ　C　コリンズこのミッションの一貫性

を言葉と行動で示すことができる人がリーダー

リーダーは、常に自分たちのビジネスとは何か

？何をなすべきなのか？を問うた。限られた資

源の違いをどのような違いになっているか。
パフォーマンスの新しい基準はどこに設定すべ

きか？

イノベーションとはインスピレーションが湧く

こと。また、単純を形に出来ると良い。また、

明日にもでも実感できるものに相手に実感させ

るのとしないといけない。部下には、志を聞い

ていく。

何でこんなことに気付かなかったと思わせるく

らいでもいい。特に何をやめるのかを考えるこ

とが必要。

また、顧客にインタビューを行くことは、彼ら

の期待、要望、価値観、ニーズを見極めること

ができる。「顧客はどこに価値を見出すだろう

か？」この質問を意外と多くの人は行っていな

い。

結果は何か、いつできるか、何時評価できるの

か。分からない事は、顧客に直接調査を行う。
そして、数字と人という両面から判断を行う。

企業が陥りがちなのが、過去を養い、未来を飢

えさせること。

イノベーションは、すぐに金のなる木にはなら

ないかもしれない。

具体的な数字に成果を評価できるようにしてい

ると楽である。実際に、お客になってみて評価

する。人に聞く等、社会の中に構築されたフィ

ードバックを利用。

ハンディのライフサイクル　新たに作っていく

。

そして、三年ごとに製品、サービス、ポリシー

、流通チャンネルを破棄の対象になるか明確に

していくべき。我々がすでに何をしていなけれ

ばいますぐにしようとするだろうか？
参入しないなら何をしますか、参入していない

業種にどのように参入しますか？

ドラッカーが求めていたこと＝強い使命感をも

ち、価値観を見失わず、革新的であり続けるこ

と＝効率的マネイジメント

現場の声を聞く＝ドラッカーもイノベーション

のポイントとしている。