商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 文藝春秋 |
発売年月日 | 2010/12/10 |
JAN | 9784163298207 |
- 書籍
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ベッドの下のNADA
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ベッドの下のNADA
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商品レビュー
3.3
27件のお客様レビュー
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*結婚五年目。夫は不倫をし、妻は恋をする。郊外の古いビルに住まい、その地下で「NADA」という喫茶店を営む夫婦の物語。今日も“coffee NADA”には常連客が集まってくるー* 愛は、もうない。失望と嘘と虚しさ。ゆるゆるとした、物憂い日々。互いのすることに関心はないのに、互いの醸し出す空気には敏感。そんな、夫婦ならではの気怠い距離感の描き方が絶妙です。結末らしい結末はないけれど、不思議な余韻の残る一冊。
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喫茶店「NADA」を営む夫婦を取り巻く話。 前回読んだ井上作品がそうでなかったので、一人称で進んでいく物語が新鮮だった。吃驚するような展開や終わりではなかったけれど、夫婦ってこうして色々隠しながらもこっそり思いあって生きていくものかなーと思いました。思わず「ウーボーの不倫日記」をネットで検索してしまったのは私だけではないはず……
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住まいのあるビルの一階で、喫茶店を営む夫婦のお話。 ここまでなら、ほっこり平和なストーリーを想像するところですが、この夫婦は、W不倫中。 (妻の方は、キス止まりでしたが。) お互いの状況を、ある程度察していて、それを咎めることなく、でも、気にしている風。 さらっと書かれているので、さほど深刻な問題に感じられない不思議さがありました。 共感はできないけれど、これもありなのかな、と思ったり。 これも夫婦の形、この二人には、この二人なりの愛があるのだろうと思います。 決して自分に置き換えては考えられないけれど、小説内のこととしては、かなり興味深く、面白く読めました。 夫婦それぞれの子供の頃の逸話の盛り込み方が上手く、引き込まれました。 好き嫌いの分かれる話なのでしょうか? 私は、好きでしたが。
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