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道化の館(上) 集英社文庫
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道化の館(上) 集英社文庫

タナフレンチ【著】, 安藤由紀子【訳】

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道化の館(上) 集英社文庫

921

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 集英社
発売年月日 2010/12/20
JAN 9784087606164

道化の館(上)

¥921

商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2023/07/07

古い館での生活の描写が素敵です 悪意の森は回りくどい書き方で読みにくかったけれど、こちらでは改善されている! 単に慣れただけかな?

Posted by ブクログ

2011/03/11

一作目の「悪意の森」も、上巻はけっこう読み進めにくかったからねぇ… じっくりじっくり、「世界」がつくられていく感じ。 嫌いではないけれど、やや辛抱は必要でしょう。 いざ、下巻!

Posted by ブクログ

2011/01/07

『悪意の森』 タナ・フレンチの2作目。悪意・・で描かれた事件の顛末により燃え尽きたようになってしまったキャシーの、その後が描かれます。前作もそうですが犯罪の謎解きの妙より(謎解きもしっかり組み立てられていますが)、そういう事態に至ってしまったひとつひとつの細かい要素(人物から出来...

『悪意の森』 タナ・フレンチの2作目。悪意・・で描かれた事件の顛末により燃え尽きたようになってしまったキャシーの、その後が描かれます。前作もそうですが犯罪の謎解きの妙より(謎解きもしっかり組み立てられていますが)、そういう事態に至ってしまったひとつひとつの細かい要素(人物から出来事からタイミングまで)の緻密で執拗な描写を堪能しました。そういうのを鬱陶しいと感じる読書傾向の人には不向きですが、読み応えあり!と思う傾向の人にはたまらない作家。私はたまらない方の口。漫然と日々を過ごしていたキャシーが或る日呼び出され事件現場へ出向くと、数年前に麻薬売買組織の潜入捜査でキャシーが使っていた架空の存在であるレクシー・マディソンと名乗る自分とそっくりな(原題は "THE LIKENESS")外見を持つ女性の死体があり、キャシーの恋人サム(殺人課の刑事でこの事件の捜査責任者)と、潜入捜査員時代の上司フランクが待っていました。殺された女性は大学生で、学友4人と周りから孤立しつつもホワイトソーン館という古い屋敷で快適で風変わりな共同生活を送っており、最大の容疑者はこの4人。こんなチャンスは滅多にないと、レクシーの死を伏せて潜入捜査で事件解決の手がかりをつかもうと持ちかけるフランク。事件解決を望みながら殺人の容疑者の前に囮として恋人を差し出すのは、と苦悩するサム。。。 殺人事件の解決はもちろん、サムとキャシーの関係や、ホワイトソーン館の若者たちの青春模様、ばれたら命の保証はない緊迫した状況で続けられる潜入捜査、偽名レクシーを名乗っていた彼女の謎と、サイド・ストーリーがもりだくさんで、大変読みごたえがあり面白かったです。惜しむらくは悪意・・を読んでから時間が経っているのでその核心の出来事を忘れてしまっていたということ。翻訳もののシリーズだから仕方がないものの続けて読んでいたら更に楽しめたのではと、悔やまれます。次作も日本語訳刊行予定で、フランクが主人公らしいので大変楽しみです。

Posted by ブクログ

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