商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 青弓社 |
発売年月日 | 2010/12/04 |
JAN | 9784787272966 |
- 書籍
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宇野功芳、人と批評
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宇野功芳、人と批評
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長年にわたってクラシック批評を続け、今も指揮活動の傍ら執筆を続ける宇野功芳氏の、批評活動の特質を分析する。 合唱指揮者でもある宇野氏の批評の根底には、演奏に対する確固とした理念があること、そしてそれに照らして良いと思えば孤軍奮闘も辞さず、先入観や雰囲気に流されがちな他の批評と一線...
長年にわたってクラシック批評を続け、今も指揮活動の傍ら執筆を続ける宇野功芳氏の、批評活動の特質を分析する。 合唱指揮者でもある宇野氏の批評の根底には、演奏に対する確固とした理念があること、そしてそれに照らして良いと思えば孤軍奮闘も辞さず、先入観や雰囲気に流されがちな他の批評と一線を画す、そのような姿勢を著者は高く評価している。 あまり目にする機会のない初期の批評から、現在に至る変遷も見渡すことが出来て興味深い。 音楽批評、特に宇野氏の文と芸術観に触れたことがある人には楽しめる。 著者は、宇野氏の批評の特色は、次の点にあると言う (p.44)。 第一に、確かな音楽観に裏付けられているがゆえに明快であること。 第二に、芸術には自己表現意欲が不可欠とすること、その演奏表現手段としては即興を含む実演が本位であり、収録技術も問われるとすること。 第三に、演奏芸術の基調には寂寥感、頽廃感が不可欠であるとすること、それは芸術・人生の無常観と結びついていること、である。 そう言われてみれば納得できる見解である。 以上の分析を、序章「宇野批評の位置」、第1章「人と批評」で展開したあと、第2章「作曲家論」、第3章「演奏家論」で具体例を挙げてゆく。 他の批評家と宇野氏による評価を対照しながら、クラシック批評のありかたを論じ、日本の現状に対する警鐘を鳴らす。 最後は著者と宇野氏との対談で締めくくる。
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