商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 日本経済新聞出版社 |
発売年月日 | 2010/11/22 |
JAN | 9784532354510 |
- 書籍
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2020年のブラジル経済
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2020年のブラジル経済
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●内容 ・ブラジル東京銀行の頭取、会長を務め、現在もブラジルに在住する著者によるブラジル経済の案内。大らかかなポルトガル気質に支えられた寛容な社会をベースに、大きな伸びしろを持ったブラジルが描かれる。 ・著者の見通しは「2020年にはGDP世界5-6位の大国になる」というもので...
●内容 ・ブラジル東京銀行の頭取、会長を務め、現在もブラジルに在住する著者によるブラジル経済の案内。大らかかなポルトガル気質に支えられた寛容な社会をベースに、大きな伸びしろを持ったブラジルが描かれる。 ・著者の見通しは「2020年にはGDP世界5-6位の大国になる」というもので、北京オリンピック前の中国に対する期待と近い。 成長要因として、 1、失業率が低く7%程度とEUより低く、給与総額が高い。 2、クレジットの増加。05年は対GDP34%、10年には53%。個人消費と企業の資金繰りにプラス。 その他背景として、 3、2014年ワールドカップ→国民の関心が高く、国家の威信を賭けたプロジェクト。 4、2016年オリンピック→オリンピックに向けて高速鉄道の建設がスタート ●感想 ・ブラジルに何となく「貧しい国」イメージがあったが、数字を見て印象が変わった。08年には国家収支が黒字、激しいインフレも収まり、安定成長になったという。 ・著者が「ポルトガル人のDNA」として語る、ポルトガル植民地の異質性と、そこからの展開が興味深い。他の植民地国家が原住民との間に一線を引いて積極的には交わらなかったのに対して、ブラジルを含むポルトガル植民地では積極的な混血化が進んでおり、白人系48%に対し混血系43%となっている。 ・ここで面白いのが、韓国の現代自動車グループがブラジルの農地を買収して韓国向けに大豆の輸出を行なっているという指摘。大企業が経営ノウハウを活かして、農産物の垂直統合を行なっているのだ。どこかのように保護主義で零細農家を守っていては、勝負にならない。「農業法人」とかでなく、経営ノウハウを持つ一般の大手企業が大規模農業をやるって選択肢も行ける、という気づき。
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1章 世界金融危機からいち早く脱出 2章 ブラジル経済を支える原動力 3章 拡大する国内市場 4章 花開く巨大なポテンシャリティ 5章 ブラジルに重点シフトする欧米系外資 6章 さらなる飛躍への課題 7章 ポスト・ルーラのブラジルの政治 8章 2020年のブラジル経済
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読了。ブラジルの基本的な知識強化にはなる。様々なデータの一覧表が豊富。高金利、税率の高さ、レアル高で欧米や日本よりも物価が高いとはしらなかった。
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