商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2010/11/10 |
JAN | 9784480427700 |
- 書籍
- 文庫
マンスフィールド・パーク
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マンスフィールド・パーク
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商品レビュー
3.7
20件のお客様レビュー
面白かったー!相変わらず最後の最後までどうオチるのかわからない。ちゃんと不快感と嫌悪感を爽快感と満足感へと昇華してくれる完成度だった。価値観を行動によって示すことの結果とか、人は見たいものしか見ないということを示したこと、虚栄心の愚かさや、分別と道徳心の重要性など、説教臭くなく、...
面白かったー!相変わらず最後の最後までどうオチるのかわからない。ちゃんと不快感と嫌悪感を爽快感と満足感へと昇華してくれる完成度だった。価値観を行動によって示すことの結果とか、人は見たいものしか見ないということを示したこと、虚栄心の愚かさや、分別と道徳心の重要性など、説教臭くなく、社会に生きる上での重要なことを虚構で体感させてくれる。一見ご都合主義的にも見えるけどそんな浅い見方を一蹴する多角的な見方を楽しめる作品
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オースティンの小説の主人公の中で、もっとも好きな人物です。彼女は、控えめで、道徳心に溢れていて、欲にまみれておらず、ひたむきにエドマンドを思い続けます。 エドマンドも、また素敵。 華やかさや美しさを持った主人公たちのロマンスよりも、実直で優しさに溢れたファニーやエドマンドの方が、...
オースティンの小説の主人公の中で、もっとも好きな人物です。彼女は、控えめで、道徳心に溢れていて、欲にまみれておらず、ひたむきにエドマンドを思い続けます。 エドマンドも、また素敵。 華やかさや美しさを持った主人公たちのロマンスよりも、実直で優しさに溢れたファニーやエドマンドの方が、好感が持てて応援したくなります。 オースティンの描く人物像は、現代でも色褪せず、読むと思わず身近な人が浮かんできます。こういう人いるよね、こういうふうに思う時あるよね、と共感させられますね。
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長い割にメインキャラクターがお行儀よすぎで、オースティンにしては珍しく、今一歩迫力に欠ける小説ではある。とにかくファニーもエドマンドも常識人ぶっていて、高慢と偏見のリジーのようにあっと言わされるようなところが全然ない。脇役たちのほうがずっとキャラも立っているし人間らしくてハラハラ...
長い割にメインキャラクターがお行儀よすぎで、オースティンにしては珍しく、今一歩迫力に欠ける小説ではある。とにかくファニーもエドマンドも常識人ぶっていて、高慢と偏見のリジーのようにあっと言わされるようなところが全然ない。脇役たちのほうがずっとキャラも立っているし人間らしくてハラハラさせられる。オースティン作品中でも一番人気がないというのはまあ仕方のないところか。しかし、大したことも起こらないし、メインキャラクターの造詣もそんなに面白みがない割に読ませる、読ませる。この読ませるというところがオースティンのすごみか。口直しに高慢と偏見を読みたくなるというおまけ付きだった。
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