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認知症ケアの倫理
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認知症ケアの倫理

箕岡真子【著】

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認知症ケアの倫理

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ワールドプランニング
発売年月日 2010/10/25
JAN 9784863510296

認知症ケアの倫理

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2011/08/27
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チェック項目37箇所。認知症ケア専門士2次試験前に知識・感性を高めるために選んだ書籍。今まで認知症の人は「ひとりの人格を持った人間」として扱われなかった。認知症の人の記憶力・自己認識・心身機能喪失への不安を少しでも和らげることができるような配慮と「彼らと共に在る」という姿勢を大切にする。認知機能が低下したり、失ってしまった人をone-selfとして認め、「あなたはあなた自身(yourself)よ」と声をあげる。認知症ケアの倫理には他職種のアプローチが必要。認知症の人たちの経験を”自分のフィルターを通じてみている”ことを自覚する。自分なりの解釈。 異なる立場の人々の価値観を尊重する。倫理的ジレンマ・・・人材不足によって利用者様に寄り添うことが難しい。過去の生活パターンなのか介護技術上の問題なのか。倫理4原則・・・自律尊重原則、善行原則、無危害原則、公正原則。自己決定、選択。利用者の立場に立った善い行為。利用者様の被る害を最小限にする努力。平等にケアを受ける権利。4原則の優先順位はケースごとに異なる。医療・介護は商品ではない?利用者様の福祉・安寧が目的・思想であり、利益は2次的なもの?熱意・意欲・思いやり・献身などを備えていることが利用者様と適切な信認関係を築く。認知症の診断の告知。人それぞれの反応がある。今の自分の病気を知ることが今後の生活について、医療・ケアを考えることができる。認知症の進行を考えて事前に将来のことを自己決定できる。告知のメリット・・・感情的安定、早期治療による症状改善・進行を遅らせる。治療方針・ケア方針の自己決定。終末期医療の自己決定。医療に関する代理判断者を指名できる。任意後見人の指名、新薬治験の被験者になれる。デメリットは告知されることでの感情不安定。告知方法やタイミングなどの工夫が必要。告知の心理的配慮・・・思いやり、共感。真実を告げる。本人だけでなく家族にも。継続支援の姿勢。タイミング・・・診断後できるだけ早く。告知内容・・・病名・病態、予後、治療方法、サポート体制。告知相手・・・本人の許可を得て家族にも。告知には責任が伴う。告知後の心理的ケア・カウンセリング。家族の役割・・・いつまでも家族の一員として尊重する。現在だけでなく過去を知る。関係者全員のQOLs、本人の想い、家族の想いの違いを理解する。介護施設に入所させることは恥ずかしいことではない。パーソン・センタード・ケアについて。自立と自律の違い・・・自己決定ができる、自分のことを自分で決められる。看取り・・・無益な延命治療はしないで自然の経過で死を見守るケアをすること。事前指示書・・・”こころ”で書く。法的責任回避の形式的な文書作成に”こころ”はない。成年後見制度。自殺・自殺企図は軽度者に多い。身体拘束。認知症の人の日常生活の制限・・・運転や料理などは本人の能力について公平な評価がされるべき。周りの人間の都合や不耐性を反映すべきではない。守秘義務。 後半は様々なケース検討がされており、勉強になる。

Posted by ブクログ

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