商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 東京創元社 |
発売年月日 | 2010/10/29 |
JAN | 9784488489014 |
- 書籍
- 文庫
晩夏
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晩夏
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商品レビュー
4
6件のお客様レビュー
- ネタバレ
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事件に至るまでの理由。 事件後にそれぞれが出した結論。 あっ という種明かしがなくてもちゃんとミステリーをやって居たと思う。 メインの人物が退場したあと残されたもう一つの事件はどうなるかはわからないけれど。 ラストシーンで主人公に手を差し伸べた演出は突飛ながら、なぜか納得。 表題の通り、なんとなく読んでいるときにセミの声がきこえた気がする。
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本当に文章の上手な作家さんだと思う。 物語序盤の、従兄妹である想子と瑞生の会話が秀逸。 「おれ、想ちゃんを抱きたい」 「抱いてるじゃない」 「こんなんじゃなくて、ちゃんとしたのさ」 「そんなことしたら、また病院いきだよ」 2人が男女の関係にあり、どうやら瑞生には心臓疾患らしい...
本当に文章の上手な作家さんだと思う。 物語序盤の、従兄妹である想子と瑞生の会話が秀逸。 「おれ、想ちゃんを抱きたい」 「抱いてるじゃない」 「こんなんじゃなくて、ちゃんとしたのさ」 「そんなことしたら、また病院いきだよ」 2人が男女の関係にあり、どうやら瑞生には心臓疾患らしい持病があり、 以前関係を持った際に発作を起こして入院した、というのが このやりとりだけで伝わってくる。 直接描写は無いけどエロスですね。 物語自体はミステリー。 ちょっと緊張感に欠けてる印象はあるけど佳作です。
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