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性犯罪被害とたたかうということ
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 朝日新聞出版 |
発売年月日 | 2010/10/30 |
JAN | 9784022507754 |
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性犯罪被害とたたかうということ
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商品レビュー
4.3
14件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
顔と名前を公表して性被害を告白した小林美佳氏の2冊目の本。前著出版後の2年半の活動と、交流してきた約3000人の被害者の声を基にした被害の実態を伝える。 性犯罪事件の裁判員裁判への当事者の立場から問題提起し、マスコミの取材に応じる様子、性被害を打ち明けられた知人の心情などが記載される。 圧巻なのは、著者が交流してきた約3000人もの被害者の声を基にした性暴力被害の実態である。その人数にも、交流の質にも驚かされる。誰にも「言えない」被害を著者には告白する仲間と、一人ひとりの仲間を受け入れ親身になる彼女の間には、“本当の信頼関係”が存在していると感じる。それは、性暴力被害者が被害によって失い、そして、回復のために最も必要とするものであり、本書は3000人の被害者の救いの記録でもある。 この本が、被害者だけでなく、それを支える周囲の人たちにも向けた、「理解」に近づくための一助になることを、著者も私も強く願っている。 警察に届ける被害者は毎年2000人弱なので彼女一人で3000人の被害者からの告白を受けたってすごいと本当に思います。彼女に被害を連絡した被害者のうちの47%が彼女に実名を告げているそうです!とてもすごいことだと思います。また、こうして”2作目“を執筆するサバイバーは少ないので、彼女の努力は並大抵でないなとも思います。 前作、本作を通して、まだしんどいところもあるのだろうなと感じる面も多くありました。それでも他の被害者の相談を受けることは賛否両論あるかと思いますが、彼女の選んだ人生を応援したいと思います。
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前著を読んでから、間が開いてしまいましたが目を通しました。考えさせられてしまう、としか言えないです。
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※このレビューにはネタバレを含みます
こちらは前作から数年後に書かれたもの。前作への反響を受けて書かれている。反響の内容を分析したグラフなどもあり、資料としても条件付きで使えそう。強いストレスにさらされた人が直後どんなにイライラするか、人格的に問題のある人のように映るか、そして周囲の人が思う異常に長い間それが続くのだということがわかりやすく書かれています。性犯罪を含めた非常に強烈なストレスにあった人は本当に気長に支える必要があるのだということを読んでいただければと思います。 ただ、実際に犯罪の渦中にある子供と知り合った時にその子供の受けている犯罪をどうするか、ということについては、作者のとった行動には賛成できないかなと思います。子供を説得してその犯罪から遠ざける努力をやはり大人はしなければならない、自分にできないならしかるべき場所は人に相談することだけでも説得するべきかな、と思います。
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