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M.K.ガンディーの真理と非暴力をめぐる言説史 ヘンリー・ソロー、R.K.ナラヤン、V.S.ナイポール、映画『ガンジー』を通して シリーズ文化研究2
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M.K.ガンディーの真理と非暴力をめぐる言説史 ヘンリー・ソロー、R.K.ナラヤン、V.S.ナイポール、映画『ガンジー』を通して シリーズ文化研究2

加瀬佳代子【著】

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M.K.ガンディーの真理と非暴力をめぐる言説史 ヘンリー・ソロー、R.K.ナラヤン、V.S.ナイポール、映画『ガンジー』を通して シリーズ文化研究2

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 ひつじ書房
発売年月日 2010/02/15
JAN 9784894764613

M.K.ガンディーの真理と非暴力をめぐる言説史

¥7,040

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2010/10/25

ガンディーの思想は、ナショナリズムの問題関心とは全く関わっていない。 ガンディーは西欧の文化や宗教を批判しているのでもないし、ヒンズー教の神秘主義の方がよりすぐれているといっているのでもない。 ガンディーにとって重要なことは西洋近代化文明がもたらす物質的繁栄が人間の良心を変化させ...

ガンディーの思想は、ナショナリズムの問題関心とは全く関わっていない。 ガンディーは西欧の文化や宗教を批判しているのでもないし、ヒンズー教の神秘主義の方がよりすぐれているといっているのでもない。 ガンディーにとって重要なことは西洋近代化文明がもたらす物質的繁栄が人間の良心を変化させることである。 人々が物質的繁栄を人生の目的にしているかどうかで判別する。 ガンディーは無条件にインド文明を最善とみなしたわけではない。文明下に生きる人間の良心がどこに向かうのかということを彼はもっとも重要視し、聖陽文明が不動徳を蔓延させるのに対し、インド文明は道徳を高めるという点において、軍配をあげた。 ダルマとは、宇宙や自然界の法則とととに、人間の本性や正しい行い、徳を示すインド古来の概念である。 ガンディーが問題視したのは、受動的抵抗が弱者の武器とみなされていたことだ。彼は自分たちインド人を弱者だとは思っていなかったのである。

Posted by ブクログ

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