商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/09/24 |
JAN | 9784062164740 |
- 書籍
- 書籍
ヘーゲルを総理大臣に!
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
ヘーゲルを総理大臣に!
¥1,430
在庫なし
商品レビュー
2.8
7件のお客様レビュー
昨今ちょっとした哲学ブームである。発端はあのハーバード白熱授業でおなじみのマイケル・サンデル教授であるが、この本はそれに倣った物である。ヘーゲルはドイツの哲学者でなかなかの人物であるが、彼を日本の総理大臣にすれば今この国を覆っている様々な問題は解決するのではないか、と言う視点から...
昨今ちょっとした哲学ブームである。発端はあのハーバード白熱授業でおなじみのマイケル・サンデル教授であるが、この本はそれに倣った物である。ヘーゲルはドイツの哲学者でなかなかの人物であるが、彼を日本の総理大臣にすれば今この国を覆っている様々な問題は解決するのではないか、と言う視点から書かれている。なかなかすばらしい感覚ではあるが、この本に書かれているような手段で、資本市場をコントロールしバブルや恐慌を防ぐことなど出来るはずも無いし、社会保障の充実や個人の自由を拡大しつつ、世界的に経済を活性化することも夢物語だ。民主主義の本質は多数決ではなく、議論をし尽くし一致点を見出すことだというのも誠にもっともではあるが、国会でそれをやっていたら立法府は機能しないであろう。もっとも理想を持って現実を常に改革し続けることは必要であるのだが・・・
Posted by
現在は経済至上主義だとか、詰め込み教育だとか、「ほんとにそうなのか?」という検証をすっとばして、通説を自明のものとする姿勢は哲学者らしくないな、と感じた。 あと経済についてあまりに楽観的というか、貧困は命や社会の安定を奪うというところに思いが至っていないようにも見えた。 が、そ...
現在は経済至上主義だとか、詰め込み教育だとか、「ほんとにそうなのか?」という検証をすっとばして、通説を自明のものとする姿勢は哲学者らしくないな、と感じた。 あと経済についてあまりに楽観的というか、貧困は命や社会の安定を奪うというところに思いが至っていないようにも見えた。 が、そういったマイナス点を差し引いても、これはいろんな人に読んでほしいと思ったな。 特に第二部はちょっと感動的ですらある。 ヘーゲルのもっとも大切な部分が、驚嘆するほどわかりやすく、しかも「ヘーゲル愛」が詰め込まれた形で、紹介されている。 久しぶりにヘーゲルでも読み返すか、と思わされる。あと最新のヘーゲル研究も。
Posted by
なんとなく、ノリで買っちゃいました。もしドラの流れ上にある本ですが(表紙とか)、もしドラと類書って全然違いますねえ。
Posted by