商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 白水社 |
発売年月日 | 2010/09/30 |
JAN | 9784560080917 |
- 書籍
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戦争と広告
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戦争と広告
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3.7
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・山名文夫 ・「あなたの思想について聞きたい」「私はれっきとした軍人の子弟であります」(164) ・広告は決して時代を創るものではないが、時代とともに生き、時代と呼吸しながら、時代を並走して生きる強さがある。状況の違うなかに飛びこむことがその人を強くするという思想に、広告のもつし...
・山名文夫 ・「あなたの思想について聞きたい」「私はれっきとした軍人の子弟であります」(164) ・広告は決して時代を創るものではないが、時代とともに生き、時代と呼吸しながら、時代を並走して生きる強さがある。状況の違うなかに飛びこむことがその人を強くするという思想に、広告のもつしたたかさと開き直りの強さをみる。そしてそれが広告の本質なのだと思う。(216) ・時代を創る人(花森安治)との違い(216)
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デザイナー山名文夫氏の3つの作品を軸に、戦争中、優れた広告宣伝を作り出したチームの誕生、解散、そして戦後と綴られています。 人々の気持ちを煽るプロパガンダに関し、一方的に否定的な気持ちを持ち続けてきたけど、視点がかなり変わりました。(クライアントは別ね) 思想以前に、純粋なクリエ...
デザイナー山名文夫氏の3つの作品を軸に、戦争中、優れた広告宣伝を作り出したチームの誕生、解散、そして戦後と綴られています。 人々の気持ちを煽るプロパガンダに関し、一方的に否定的な気持ちを持ち続けてきたけど、視点がかなり変わりました。(クライアントは別ね) 思想以前に、純粋なクリエーターだった人々。 もし自分に、才能と地位を与えられ、その仕事を与えられていたら、多分率先して作るね。こりゃ。 戦争がなければ、純粋に素敵な広告をたくさん生み出していただろう人々。そう考えると、なんてもったいない時代だったの!と思ってしまいます。
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戦前戦後とかけて資生堂の広告を手掛けた山名文夫を中心に、第二次大戦のプロパガンダを担った広告人たちの軌跡が描かれている。 どのように彼らが戦争と関わっていったか、そしてどのような技術を用いて国家・軍部の行う戦争の「正当性」を国民に示し、扇動していったかがわかり、それはそれで面白く...
戦前戦後とかけて資生堂の広告を手掛けた山名文夫を中心に、第二次大戦のプロパガンダを担った広告人たちの軌跡が描かれている。 どのように彼らが戦争と関わっていったか、そしてどのような技術を用いて国家・軍部の行う戦争の「正当性」を国民に示し、扇動していったかがわかり、それはそれで面白く読んだ。 が、大雑把にいうと「広告屋であるから戦争への加担は仕方のないことだ」という主張は決して頷くことがができない。 花森安治に対しては過去を削除した人としてて否定的な評価を示しながら、山名をはじめ「過去」を書いたからよしとする姿勢は、大いに疑問。 ぜひ、広告人・広告屋も、広告人・広告屋である前に、人であってほしい。 過去の過ちを繰り返し、市井の人々をだまし痛めつけないでほしい。
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