商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/09/16 |
JAN | 9784062146814 |
- 書籍
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5年後の日本と世界
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5年後の日本と世界
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商品レビュー
2.7
4件のお客様レビュー
日本や世界経済の動向には興味がありますが、最近はどうも数人の方の意見(三橋氏、増田氏、日下氏、堺屋氏、副島氏)に偏るところがあるので、この本の著者である田中氏の本は初めてだと思いますが、手にとって読んでみました。 特に、2015年までに起こり得るワーストシナリオについて解説して...
日本や世界経済の動向には興味がありますが、最近はどうも数人の方の意見(三橋氏、増田氏、日下氏、堺屋氏、副島氏)に偏るところがあるので、この本の著者である田中氏の本は初めてだと思いますが、手にとって読んでみました。 特に、2015年までに起こり得るワーストシナリオについて解説しています。これから4年後ですが、娘たちの教育費も考えると、ますます精を出して働く必要があり、最も脂ののっている時期だと思います。 私の勤務している会社は少なからず世界経済の影響をうけるメーカなので、私の担当している製品のマーケティング戦略を考える上で参考にしたいと思いました。 特に2025年の中国の姿(日本のGDPの4倍、4層の人間に類別される、p53)は興味深かったです。 以下は気になったポイントです。 ・第一次世界大戦後には、供給過剰と需要不足で価格が著しく指標性をなくしていて価格下落が起きていた、それに対して過剰供給能力の廃棄=財界整理を行った(p15) ・歴史的には、欧米が台頭する19世紀初頭までは、中国が世界のGDPの約3割を占める「中華」の時代であった、中国が後進国として扱われたのは、近代の160年程度(p53) ・中国は2025年までにはGDPは日本の4倍になる、中国の所得最上位(数%)がGDP1つめ、それに次ぐ10%の人たちが2つめ、されにそれに次ぐ20%が3つめ、残りが4つめである(p53) ・1層目は日本人平均よりも裕福、2層目が日本人平均層である(p54) ・今後5年間に、累積する国債、地方債等の公的債務を家計ネット金融資産だけでは吸収できなくなる可能性が高い(p82) ・旧平価(円高ドル安)で金解禁に踏み切ったことが、輸出産業の減退を招いた上に世界恐慌の直撃を受けることになった(p95) ・米英が個人や民間企業の自助自立、競争原理を重視する「小さな政府」を志向するのに対して、カナダは北欧に近い「福祉国家」を志向する、隣国に米国という巨大国家が存在するため(p98) ・日本では第一分位(下位)と第五分位(上位)の所得差が4倍以内であり、1990年代後半をピークに全員が貧しくなっている、米国ではその格差が10倍以上、上位ほどに所得が上昇しているのが特徴(p111) ・米国がサービス業で成り立っているというのは不十分、UNIDO(国際連合工業開発機関)によれば、2009年の世界工業生産額は19%で一位、中国は日本を抜いて2位(15%)である(p121) ・サブプライムローン誕生の背景は、働く一人ひとりが資産の所有者となり、それにより社会秩序の維持に関心を持ち、健全な市民社会を構成するという「オーナシップ革命」という意味もある(p150) ・2015年にかけて世界経済が成長する部分は、中国、インド、ブラジルを中心とした新興国の寄与分が大きい(p160) ・中国は保有する外貨準備で米国国債を購入している限り、米国から為替政策について文句を言われることは無いと考えた(p174) ・最近の韓国企業が好業績なのは、ウォン安だけでなく、成長率の高い国々で売り上げを立てる(サムスン電子は、韓国、米国、欧州、アジア、中国)ことによる(p186) ・インドには現在の4大巨大都市(チェンナイ、コルカタ、デリー、ムンバイ)をそれ以上に新たに増やすという構想は存在しないし都市集中を図る地域政策も存在しない、中国に100万都市が200以上もあるのとは異なる(p194) 2011/7/25作成
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2011/5/24:読了 現在の延長線上で考えれば、こういう問題意識でいいけど、 石油の時代が終わるので、今までの枠で考えるのは無理じゃ ないかと思う。 そういう疑問には、触れていないので、どうしても素直に 読めない。
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日本はこのまま無策であれば、激しいインフレか債務不履行に陥るシナリオも視野に入れなければならないこと、中国、インド、ブラジル、ロシアの分析等参考になった。
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