商品詳細
| 内容紹介 | |
|---|---|
| 販売会社/発売会社 | 岩波書店 |
| 発売年月日 | 2010/09/16 |
| JAN | 9784003260678 |
- 書籍
- 文庫
断崖(1)
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断崖(1)
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ライスキーもロシア文学のいわゆる「無用者」に名をつらねる資格がありそうな人物だとおもう。 芸術にたいする才能をもち、観察力もあるというのに、「努力」ができない。移り気でのぼせやすい性質がわざわいして、どうみつもっても大成しそうもない。 その持ちまえの熱しやすさと冷めやすさを人へ...
ライスキーもロシア文学のいわゆる「無用者」に名をつらねる資格がありそうな人物だとおもう。 芸術にたいする才能をもち、観察力もあるというのに、「努力」ができない。移り気でのぼせやすい性質がわざわいして、どうみつもっても大成しそうもない。 その持ちまえの熱しやすさと冷めやすさを人へも向けるからまたタチが悪い。まわりの人間もまきこんで一人でテンションを乱高下させている。 だけど無邪気で、あけっぴろげで、ときどき鋭い洞察力をみせたりするのが魅力的。 『オブローモフ』もそうだけど、こういう怠惰だけど好ましい人物を生みだせるゴンチャロフって凄い。 オネーギンやらペチョーリンよりずっと愛すべき「無用者」だと思う。 でも自分がソーフィヤだったら…ちょっとイヤ。
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