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仕事を通して人が成長する会社 PHP新書
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仕事を通して人が成長する会社 PHP新書

中沢孝夫【著】

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仕事を通して人が成長する会社 PHP新書

792

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHP研究所
発売年月日 2010/09/17
JAN 9784569790831

仕事を通して人が成長する会社

¥792

商品レビュー

2

4件のお客様レビュー

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2012/07/04

 本書は、「若者の仕事と生き方」に多くの示唆を与えてくれる本だと思うが、本書の視点は、あくまでもポジテブである。  「努力とその努力が報われる良い国である日本」。調査に基づく「企業経営やそこに働く人たちの物語」。「中小企業の現場と人の成長物語」等々。  全て実話なのだから説得力は...

 本書は、「若者の仕事と生き方」に多くの示唆を与えてくれる本だと思うが、本書の視点は、あくまでもポジテブである。  「努力とその努力が報われる良い国である日本」。調査に基づく「企業経営やそこに働く人たちの物語」。「中小企業の現場と人の成長物語」等々。  全て実話なのだから説得力はあるが、果たしてこれは、現実の一面に過ぎないのか、それとも著者が言うように「普遍性」がある実態なのか。  本書で語られるように「普遍性」があるならば、日本企業の海外展開による製造業の空洞化は懸念するに及ばずということになる。  おそらく、本書での「人の成長物語」も一時世間を騒がせた「ネットカフェ難民」ともに実態の一面なのだろう。  ただ、政治としては、たとえ一面だろうとも「就職氷河期」の懸念がある以上、対策を講ずるのは当たり前だし、就職する若者としては、「人の成長物語」を期待し、その心構えを持つ必要があるのも当然と思える。  本書は、製造業の川下の中小企業で何が起きているのかの実態を知ることができる点と、満ち足りた少年・少女時代を卒業したあとの若者が何を目指すべきかを考察できる良書であると思う。  しかし、最終章の「中小企業で働くということ」では、大手企業と非正規社員や中小企業の社員の実態について、「賃金格差はリーズナブルなもの」として、一般に言われているよりも格差は少ないかのようにデータを駆使して主張しているが、どうもこれは納得がいかない思いがした。  筆者の手法は、徹底した実地調査にあると思うが、本書では、個別・個人の視点と社会学的視点が混同しているように思える。  若者が努力する姿は美しいと思うが、それはそれとして企業格差は厳然として存在するのではないだろうか。  「仕事を通して人が成長する会社」は、確かに数多くあるかと思うが、その中で成長し、成功したのは数少ない人間だけかもしれないし、取材は、成長して結果を残した有名な人物のみになされるのだから、本書の、すべての若者が成長できるかのような考察は、「夢」を追う物語としてならばともかく、ちょっと言い過ぎのような思いも持った。

Posted by ブクログ

2011/01/16

ある会社の人事制度や、人事に関する考え方と、その中で成長する人について書かれていることを期待して読み始めたが、 内容としては、働くことを通じて自分で道を開いてきた方の話でした。 タイトルから私が(勝手に)期待したような 人事の仕組みと成果を上げる人々のエピソードといった内容とは...

ある会社の人事制度や、人事に関する考え方と、その中で成長する人について書かれていることを期待して読み始めたが、 内容としては、働くことを通じて自分で道を開いてきた方の話でした。 タイトルから私が(勝手に)期待したような 人事の仕組みと成果を上げる人々のエピソードといった内容とは異なっていたので、評価を低めにしてしまいました。 タイトルを内容に合わせるか、内容がタイトルに合うように、「会社」とその人が密接にかかわっていることを表わすような考察があると良かったのではないかと思います。(とは言っても、自分にはここまで書くことはできませんが…) ただ、 登場する方ひとりひとりの働き方や考え方などは、とても素晴らしいと思います。

Posted by ブクログ

2010/10/30

最近はもう名ばかり経営者ってのも多い。 人生というのは生きるに値するし、けっこう楽しいものなのだ。会社というのは人を育てることによってのみ、自らを育てることができる。会社は良い人生を送るツールだとまではいうまい。多くの人にとって会社抜きの人生はない。そこで十分に生きることがなけれ...

最近はもう名ばかり経営者ってのも多い。 人生というのは生きるに値するし、けっこう楽しいものなのだ。会社というのは人を育てることによってのみ、自らを育てることができる。会社は良い人生を送るツールだとまではいうまい。多くの人にとって会社抜きの人生はない。そこで十分に生きることがなければつまらなすぎるではないか。 読書は十生活で役に立つのである。なぜなら書物はそれ自体がことばでできたひとつの世界であって、読書とはことばをたどりながら、祖の世界を体験することに他ならないから。古典と呼ばれる書物はその世界の密度が高い。すぐれた人物との出会いや脳美津な経験が役に立つのと同じ意味で古典を読むことは役に立つ。 よい職場とは、異質な人間でもいらえることである。また多彩な職業経歴は多彩な経験ということ。 継続して発展する会社に共通するのは、仕事を通して人が成長sるうという職場風土である。

Posted by ブクログ

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