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ホームレス博士 派遣村・ブラック企業化する大学院 光文社新書
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2010/09/20 |
JAN | 9784334035822 |
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ホームレス博士
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ホームレス博士~派遣村・ブラック企業化する大学院~ (光文社新書)2011/8/5 博士号よりも一杯のコーヒーの方が 自分自身の身を助けてくれる 2016年1月14日記述 高学歴ワーキングプアという著作を持つ水月昭道氏の本。 本書も基本的には前作とほぼ似ている。 ただ具体的な解決策が提示されていない点。 あまり新しい事実が浮かび上がっていない点で物足りない。 東大大学院の博士卒の就職率が40%程度というのは驚きだ。 年齢が高すぎて企業も敬遠するのだろう。 せめて修士卒で軌道修正出来ていればと悔やまれる。 第二部の水月昭道氏の半生を振り返った箇所は少々興味深かったが。 特にパチプロ生活している辺り。 勝ちだしたら常連客への一杯のコーヒーの差し入れが 円滑な店内の人間関係を作るという辺りはリアルで勉強になる。 ちょっとおごる事の大切さが見えてくるようだった。 これは他の場面でも使えそう。 博士号よりも一杯のコーヒーの方が自分自身の身を助けてくれるのだ。 P65の先生を信じて大学院に進学しても良いのかという事への悩みに対する答えもちょっと腰が引けている。 堂々と君は騙されている!大学院進学なんてしなくて良い!! 他に大学院進学を考える人にデメリットを教えるべきだと即答して欲しい所だ。 まあ、先生の諸事情を鑑みて許してやって欲しいとか書いちゃうあたりに水月昭道氏のやさしさとその甘さ(結果としての高学歴ワーキングプア)が目につく。 あと文科省や大学運営者がクソなのは間違いない。間違いないのだが陰謀論めいた文章、データや実名を示さない書き方には違和感を覚える。 コイツが犯人だというのを特定しないといけない。 かつて大学院重点化政策を推進した文科省官僚の名前くらいは示して欲しい。 分数も出来ない大学院生と一般大学院生を批判した西村和雄氏の言説について冷静に考えれば大学院を増やしたのはどこの誰だったのかと水月氏が西村発言を批判するのには強く同意する。 大学院生数が増えすぎたのが大学院生の学力低下の原因ならさっさと大学院の数を徹底的に減らせば良い。 それを言わないやらないは欺瞞以外の何でもない。 ただ西村和雄氏への批判も前作高学歴ワーキングプアでは実名で記載していたのに本作ではきちんと書かれていない。 (前後文脈で西村和雄氏だとはっきり分かる) その点でも腰が引けているなと。本来はその辺ははっきり書くべきだろう。 ルポにもなりきれていないし意見としても解決策が示しきれていない。 ちょっと本作はなんとも未発酵だなという感じがぷんぷんする。
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大学院に行くよりも敢えて留年して新卒者になった方がメリットの大きな国になってしまったのか。キチンと勉強した人が報われない社会に絶望感を覚えます。
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2010年刊。大学院卒のワーキングプア、就職難、非正規雇用化の問題を論じる。大学での学習が知識獲得ではなく、むしろ学び方・調査方法の習得・そのプレゼンの方法の習得であるのならば、大学院まで行く必然性はほとんどない。特に文系学問は本を読み(考え方を習得)、実地に調査し、これを口頭や書面で発表するプロセスなので、特に大学院にまで行く必然性は見出しにくい。社会人としての技能か特殊な資格を取得するのでない限りはそのように思う。政策的に大学院の意義を持ち上げるのは、大学教員の就職先確保か、と考えるのは穿ちすぎか。
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