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ぷれいぶっ!(2) 電撃文庫
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ぷれいぶっ!(2) 電撃文庫

高遠豹介【著】

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ぷれいぶっ!(2) 電撃文庫

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アスキー・メディアワークス/角川グループパブリッシング
発売年月日 2010/09/09
JAN 9784048688345

ぷれいぶっ!(2)

¥693

商品レビュー

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2010/09/16

前巻に輪をかけて(特にセリフのやり取りが)面白い!

タイトルの由来である「ぷれい部」が晴れて設立された訳だが、この名称の本当の由来が「らしくて」良い。理屈で説明するのは難しいのだが、感覚的に可笑しくて。こういうの、嫌いじゃない。というか、前巻で作品世界の基本部分を描いた分、本巻では心置きなくメンバー達のやり取りに頁を費やしたことが...

タイトルの由来である「ぷれい部」が晴れて設立された訳だが、この名称の本当の由来が「らしくて」良い。理屈で説明するのは難しいのだが、感覚的に可笑しくて。こういうの、嫌いじゃない。というか、前巻で作品世界の基本部分を描いた分、本巻では心置きなくメンバー達のやり取りに頁を費やしたことが成功したと思う。ツッコミ担当が2人いるのは大きい。というのも、統吾が人並みに能動的で積極的で下心もあるアクティヴ少年なので、統吾の絶妙なツッコミに加え、統吾をツッコむ瑞希が笑いをもう1つ支えているのである。あれだけの優男っぷりを発揮すれば読者全員を敵に回しかねない明道にも憎めないところがあり、今回も綺麗に錐揉みしながらお星様になってくれている。バトルは少なめだったが構わない。特に今回はかなり(ある種の善意と個人のリベンジを兼ねた)作為的なものなので、展開としては多少強引に見えることへのエクスキューズとはなるものの、正直なところ、あの遠回しな策略さえなければ無くても良かったくらいである。 そのバトル(後半)では、作中に『瑞希に全部持っていかれたような気がしてならない』とあったが、物語全般として一番良いところを持っていったのは“魔王”にして生徒会長の安藤和臣であろう。何、この善人っぷり?という意外な一面を見せてくれる。ただ、この和臣にも優秀な故に抱えてしまう弱点があり、これをさり気なく示して、本シリーズに流れる「個人の能力としての強さだけが本当の強さではなく、人と人が繋がるからこそ得られる強さこそが大事」といったテーマを指摘する悠子が光っていた。その悠子と神臣の最後のやり取りが少々気になるし、そもそも「ぷれい部」の活動内容が未だ決まっていないのだが……。今回も綺麗に、そして面白く話が纏まっているだけに今後の展開もまた気になるところである。

DSK

2010/09/16

前巻同様、ある程度ベタながら、その分気楽に読めます。それぞれのカップリングも個人的に好きだな。あと、今回も吹っ飛ぶイケメンは健在(笑)

Posted by ブクログ

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