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日本中世社会の形成と王権

上島享【著】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 名古屋大学出版会
発売年月日 2010/02/28
JAN 9784815806354

日本中世社会の形成と王権

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2016/12/26

本書は、日本における中世社会の形成を、同時に生まれた新たな権力たる中世王権の確立と関連づけて、その歴史過程を考察しようとするものである。基本的な視座として、政治・宗教文化・社会経済が相互に密接な連関を持ちながら、社会全体が一体の動きをなして、新たな時代たる中世が形成されていったと...

本書は、日本における中世社会の形成を、同時に生まれた新たな権力たる中世王権の確立と関連づけて、その歴史過程を考察しようとするものである。基本的な視座として、政治・宗教文化・社会経済が相互に密接な連関を持ちながら、社会全体が一体の動きをなして、新たな時代たる中世が形成されていったと考え、その原動力に注目して議論を展開したいとしている。また、古典的な歴史学の方法論に立脚しながら、全体史の構築を目指すと宣言している。本書では、院政期を中世社会が確立した時期であるとし、宗教文化・思想に重きを置いて、中世社会の形成の全体像を論じている。 本書は、日本中世社会の形成史として、現時点での決定版であるといえる。著者の、「ヨーロッパ諸国などとは異なり、前近代の政治単位を大部分継承しながら、それを再編して近代国家ができた日本について論じる場合、近代の成立こそに始原を求める近代国民国家論の枠組では、抜け落ちる論点があまりに多いのではなかろうか」という近代国国家論への問題提起にも共感するところがあった。

Posted by ブクログ

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