商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | PHP研究所 |
発売年月日 | 2010/08/18 |
JAN | 9784569791814 |
- 書籍
- 新書
生み出す力
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生み出す力
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言わずと知れた「独創の雄」西澤潤一先生のエッセイ。「進みすぎているから」「見るところがない」と助成枠を外れたエピソードはただただ呆れるばかり。 もちろん文科省の裏には財務がいるんだろうが。 なお最後の章でプラグマティズムに毒された、というタイトルで割かれているが、これは藤井先...
言わずと知れた「独創の雄」西澤潤一先生のエッセイ。「進みすぎているから」「見るところがない」と助成枠を外れたエピソードはただただ呆れるばかり。 もちろん文科省の裏には財務がいるんだろうが。 なお最後の章でプラグマティズムに毒された、というタイトルで割かれているが、これは藤井先生の言うような深い意味合いでのそれではなく、簡単な仕事に適応するためだけの教育が東北大でなされたことで、モーターやラジオのような「役に立つ」が作れる「優秀な」学生が量産されてしまったことを引き合いに出されており、要するに若干浅い理解で使われてる。 要するにマニュアル志向への批判。 イギリス人の憲法や法律は非常に不完全であるが、それは国民の常識で補いうるのに対し、日本人の場合常識に対する自信のなさが教科書やマニュアル頼みの姑息な態度に顕れるという意見も腑に落ちるところ。
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著者は電子工学の世界的権威。 東北大学の名誉教授です。 この本は、学者・研究者の方が読めば面白いのかもしれませんが、自分の思う事が何より正しいという傲慢さを感じました。 高専卒の私としては、言われた図面をすぐ引ける高専卒と東北大卒と一緒にするな的な内容が書いてあるのが特に気に入...
著者は電子工学の世界的権威。 東北大学の名誉教授です。 この本は、学者・研究者の方が読めば面白いのかもしれませんが、自分の思う事が何より正しいという傲慢さを感じました。 高専卒の私としては、言われた図面をすぐ引ける高専卒と東北大卒と一緒にするな的な内容が書いてあるのが特に気に入らないですね。 どんなに立派な研究も製品として世の中に出てなんぼです。 論文・パテントだけがあれば良いわけではなく、製品を造る人間も必要なわけです。 私の周囲にも東北大学卒の人が多くいますが、彼らにはそういうおごりがないことが良かったと思っています。
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西澤さんを顧問として迎え入れた上智大学はすごい。 科学技術を見ても安穏としている場合ではない。いつでもどこでも何かが出てくる可能性はあるといった姿勢で望必要がある。 一にも二にも勉強しかない。 独創性は決して無から生まれない。 東芝の半導体技術はすべて韓国に持っていかれた。日本を...
西澤さんを顧問として迎え入れた上智大学はすごい。 科学技術を見ても安穏としている場合ではない。いつでもどこでも何かが出てくる可能性はあるといった姿勢で望必要がある。 一にも二にも勉強しかない。 独創性は決して無から生まれない。 東芝の半導体技術はすべて韓国に持っていかれた。日本をダメにしたのは日本の会社の体質。技術者を生かし切れていない。 国家として重要なのは、国籍、性別を問わず才能のあるものを発掘し、伸ばし、働いてもらうこと。それによって国際競争から国民を守れるかどうか。 20世紀の三大発明は、トランジスタ、コンピュータ、レーザー。 英語なんかできたって、中身がなくちゃダメ。 若者の理系離れと言われているが、そもそも人間は文系で、まず人間としての生き様を作り、そのうえで理系が得意な人はそっちに行けばよい。理系しか知らないようではたいした人間にはなれない。人間の清張には無駄が必要。 世の中には、学問に基づかず、わかったような気になって、あとで失敗に気づくケースがよくある。 歴史の蓄積のおかげで世の中にはすぐれた本がたくさんある。昔に比べれば勉強しやすい環境になっている。 アメリカの学者は研究者ではなくて、ビジネスマン。 アジア、ヨーロッパには教育に倫理がある。
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