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ひとさらいの夏 双葉文庫
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ひとさらいの夏 双葉文庫

富士本由紀(著者)

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ひとさらいの夏 双葉文庫

680

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 双葉社
発売年月日 2010/08/11
JAN 9784575513721

ひとさらいの夏

¥680

商品レビュー

3.4

9件のお客様レビュー

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2018/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

*不倫相手の男のために悪夢のような負債を背負った41歳の女の家に、15歳の少年が転がり込んできた。二人とも現状の生活が袋小路に入った状況は似ており、出会いは奇異でも、すぐに心が寄り添っていく。非難の声。二人の行く先に未来はなく……表題作など、女性心理を見事に掬いとった傑作短編集* 女性ならではの寂しさや歪み、どろりとした濃い情念…そんな一筋縄ではいかない情景がとても巧みに描かれています。 一見救いがないように思えますが、どこか清々しく潔いのは、やむ無く手放したものに安堵しているからでしょうか。 決して心地よい読後感ではありませんが、不思議とあとを引く、大人にお勧めしたい濃厚な作品。

Posted by ブクログ

2017/09/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

全7編の短編集。全編女性が主人公で女性の願望、妄想、嫉妬、空想に共感ポイントが見つかってドキッとさせられるかも。

Posted by ブクログ

2017/07/17

全てハッピーな話ではないし、どちらかといえば暗いものが多いのだけれど、どこか希望というか明るさが感じられるのが不思議。人はみんな弱いのだけれど、その中でも希望があり、希望というのはすべて生きている上で幸福な結果となるわけでもない。でも、どこかで希望の光が射す時に、人は生きていく勇...

全てハッピーな話ではないし、どちらかといえば暗いものが多いのだけれど、どこか希望というか明るさが感じられるのが不思議。人はみんな弱いのだけれど、その中でも希望があり、希望というのはすべて生きている上で幸福な結果となるわけでもない。でも、どこかで希望の光が射す時に、人は生きていく勇気が出てくるのかもしれない。

Posted by ブクログ

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