巨大仏!!

中野俊成【著】

• 販売会社／発売会社: 河出書房新社
• 発売年月日: 2010/08/30
• JAN: 9784309272047

商品レビュー

2024/06/17

撮影者本人が語る巨大仏の魅力は「違和感」。デカ過ぎるが故に周囲の景観やら環境、加えて恐らく付近住民の生活の風景や記憶も壊しまくってる訳だが、周辺の家屋や建物、住民達が一緒に写り込んだ写真からは、そんな巨大仏の発するボリューミーな「違和感」がよく感じられる。　ここに収められた大仏の少なからずが現在閉鎖されていることからも分かるように、多大なコストをかけたこれらの建造物は経済的にも「やっちまった感」溢れるドラマを纏っているはずだ。その辺のバカバカしい歴史も読んでみたかった点が減点理由だが、パラパラめくれる手軽さは放送作家らしいポップな仕事だ

2020/08/10

ぱっと見、合成写真⁈いや違う、実物‼
︎違和感しかない（笑）
しかしこの写真アングル、多少ディスってる⁈
コメントも味があるわ。

2020/07/24

【あらすじ】
ウルトラマン(40m)やゴジラ(50m)よりもデカい。日本最大の"違和感"パラダイス。鎌倉大仏×9=ウルトラマン×3=最大120mの巨大仏。世界初の巨大仏写真集。「ロンドンハーツ」「アメトーーク」などを手がける放送作家・中野俊成が珍妙な構図で撮り続けた28体。

日本の巨大仏像・観音像を集めた写真集です。いろいろな角度から撮影されており、ところどころに不謹慎だけどクスッと笑える説明文が付いています。ラブホと観音像を一緒に撮るな笑
興味深かったこととしては、これらの巨大像がなぜかテーマパークとセットになっていることが多いことです。普通、仏像は寺ではないのでしょうか。あまりに大きいから、普通の寺の敷地では収まりきらないのかな？そして、そのテーマパークのほぼ全てが閉園しているという点も面白かったです。きっと信心もなく金儲けに使ったから天罰が下ったのでしょう。