回想のシャーロック・ホームズ 新訳版 シャーロック・ホームズ全集 創元推理文庫

アーサー・コナンドイル【著】, 深町眞理子【訳】

• 販売会社／発売会社: 東京創元社
• 発売年月日: 2010/07/30
• JAN: 9784488101176

商品レビュー

2025/09/23

イギリスに住む名探偵シャーロック・ホームズ
彼は警察が解けなかったような難問を持ち寄られ、謎の解明に挑む。様々な珍しい謎を解いたり
過去のホームズについてなど珍しい作品が詰まった短編集。ぜひ皆さんもお読みください。

2025/07/16

「黄色の顔」では謙虚さ、「ギリシア語通訳」では兄さんとのなかの良さ、「海軍条約事件」では茶目っ気ぶりがいい感じでした。ホームズの好感度があがりました。

2025/07/05

初歩的なことだよ、ワトスン。
この、何か話すたびに相手の名前を呼ぶ行為は、ホームズなりの親愛の証なのだと思う。ワトスンの一人称視点でホームズのことが語られていくため、彼の心情は想像の域を出ないわけだが、それでも、意識しないレベルでワトスンワトスンと呪文のように唱えているホームズを見ていると、ああ、こいつは本当にワトスンのことを信頼しているし、好きなんだなと感じてしまう。だってほら、相手の名前を呼ぶ行為っていちばん手軽で、いちばん身近な愛じゃないですか。
ちなみにこの巻ではマイクロフト・ホームズやモリアーティ教授が登場します。でも1話だけちょっと語られてすぐ退場してしまうので食い足りなさも。作者のコナン・ドイルってホームズの連載を終わらせたかったらしいので、その倦怠感が現れているようでもあり、ホームズにさほど思い入れの無い私からすると、そういう時期に書かれた話ってこと自体が結構興味深いなあと感じます。