ムーミンの名言集

トーベヤンソン【文・絵】, サミマリラ【編】, 渡部翠【訳】

• 販売会社／発売会社: 講談社
• 発売年月日: 2010/07/28
• JAN: 9784062159043

商品レビュー

2024/08/25

小さく短い本だったのでなんとなく手に取ってみました。実はムーミンの話は全く知らなくて、グッズとかを店で見かけるのでこうゆうキャラクターがいるっぽいってことしか知らない状況。
かつ、名言集って、なんかこう、偉人の名言！みたいなのを想像してたけど違った。例えば友情というテーマだったら、今まで出てる8冊の本の中から、友情テーマのムーミンの発言を厳選していくつか抜粋してる、って感じだった。

【友情とは理解すること】友達というものについて、自分との違いを受け入れながらも考えてたり、新しく仲良くしたいと思ったら理解しようとする、って感じた。どっちにしても、ありのままで触れ合いたいって思ってるのかなって。

【やさしくなければ】ムーミンが怒ってたり悲しんでたりしてる様子が多くて、こちら側がこうゆう時にやさしくなければって思わされるのかなって感じた。ただ、母親が悲しそうだったって聞いた時のムーミンの「なら、ぼく、すぐに帰らなくっちゃ！」「それって、一大事じゃないか！」って、すごい素敵なセリフだと思わされた……

【よろこびとゆめ】どれも楽しそうって感じる発言。しかも誰かと一緒にいる時の発言が多いのもまたよき。

【自然の神秘】冬が苦手で夏が好きを感じる。ムーミンが自然と良くも悪くも対峙した時、どのように感じているのか、詩的な言い回しもあれば、直接的な感情もあって、それだけでもこちらは楽しい。

【小さくても大きくても大切なものたち】発見というものが思いつく限り一番素敵なことって言ってたかと思えば、クリスマスに怯えていたり……この章ではムーミンの心の動きみたいなのがよくわかる気がした。

【ムーミンは勇敢な男の子】生きることが、理由もなく一瞬の変化をとげることもあるからワクワクするとか、曲がりくねった川を下るのが、次の角を曲がった時に何に出くわすのかってワクワクドキドキしてたりとか……あまりにも勇敢すぎるって思っていたら、おばけとか暗がりに怯えてたりする不思議←
でもやっぱ1番は、「変だよねぇ？一直線に、危険に接近しているぼくたちの方が、どんどん離れてってるあのひとたちより、怖がってないなんてさ」ってセリフだと思う。

【ほめてくれる味方がいるって、幸せ】もうタイトルが素敵だけどね。とにかく幸せとか大好きとか嬉しいとか、そうゆう言葉が沢山。個人的には、「ムーミンはコロコロと笑いだしました。おもしろかったからではありません。とてもとても、幸せだったからです。」って素敵ー。

何より、ムーミンって、ムーミントロールって名前だったことが、一番の驚きかも知らんwฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

2019/12/19

ムーミン全巻より、ムーミン・トロールの言葉が紹介されている一冊。
思い出しながら読みましたが、また全集を手に取りたくなりました。

2017/05/22

変だよね？」
ムーミンが首をかしげています。
「一直線に、危険に接近している僕たちの方が、どんどん離れてってるあのひとたちより、怖がってないなんてさ」

アニメ化もされているし、たくさんのグッズも出ているので有名だと思いますが。ムーミンは妖精の男の子で、ムーミン谷に家族て住み、多様な仲間達との日々の話です。
これは思っていたような名言集とは違いましたが、当たり前のようなことの中に何かを気付かされたりして・・・。
著者はムーミン同様寒い国の方なんですよね。短い夏を楽しみ、春を待ちわびる、ムーミンの話にもそんな気持ちが色濃く出ています。
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