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電子出版の構図 実体のない書物の行方
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電子出版の構図 実体のない書物の行方

植村八潮【著】

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電子出版の構図 実体のない書物の行方

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 印刷学会出版部
発売年月日 2010/07/09
JAN 9784870851993

電子出版の構図

¥2,200

商品レビュー

4.3

5件のお客様レビュー

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2012/06/03

「印刷雑誌」に連載されていたものをまとめただけあって、電子出版に関して時代を追って俯瞰することができる良書である。 電子出版、電子書籍に精通しているだけに、昨今のiPad,Kindleに踊らされる事は無いことが読み取れる。電子時代における書籍の役割に付いて本質的に議論するための入...

「印刷雑誌」に連載されていたものをまとめただけあって、電子出版に関して時代を追って俯瞰することができる良書である。 電子出版、電子書籍に精通しているだけに、昨今のiPad,Kindleに踊らされる事は無いことが読み取れる。電子時代における書籍の役割に付いて本質的に議論するための入門書として最適と思われる。 いくつか示唆を得る事が出来たが、一つだけ抜き出すとすれば下記文章が言い得て妙であった。 iTunesやYouTubeがたびたび「黒船」に例えられるのは、旧来のビジネスモデルを変革するだけでなく、著作権法の改正をも迫っているからである。旧来の保守的な市場を奪うものであれば「来襲」ととらえられ、逆に新しい企業の成長を促すもとのなれば、近代社会誕生の端緒となった「来航」と呼ばれるだろう。

Posted by ブクログ

2011/10/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

電子出版がどのような歴史をたどってきたかがわかる本。 特に10年間の中で、何度も電子出版元年といわれたり、CD-ROMとか、電子辞書の形で、紙の出版が変化していることを描き出している。 かといって、紙とデジタルデーターがことなること、ケータイ小説がかなりおおきなウェイトを占めていること、いろいろな面で考えることが多い。 歴史は繰り返すものだが、同じようには繰り返さないが、その鋳型は過去にある。そのような言葉を、思い出すような本であった。

Posted by ブクログ

2011/05/20

「電子出版の構図-実体のない書物の行方」植村八潮 電子出版評論。 @電子書籍 32 冊目。 『印刷雑誌』1999年~2010年に掲載の「デジタル出版よもやま話」を再構成し、時系列で電子出版に対する業界の変遷を記録。 当然ながら、昨今溢れている電子書籍解説本の、回顧録とは一線を画...

「電子出版の構図-実体のない書物の行方」植村八潮 電子出版評論。 @電子書籍 32 冊目。 『印刷雑誌』1999年~2010年に掲載の「デジタル出版よもやま話」を再構成し、時系列で電子出版に対する業界の変遷を記録。 当然ながら、昨今溢れている電子書籍解説本の、回顧録とは一線を画している。 印刷業界も出版業界と同じ、それ以上に危機感を抱いてきているなか、極力フラットに評論している点は非常に良いと思います。 まあ、著者自身が電子出版の最前線で動いている方らしいので当然と言えば当然ですが。 著者の主張は、評論なのでもちろんありますが、かなり控え目なので文献として読む分に非常にお勧めです。 個人的には「電子出版の衝撃」を読むよりも、こちらの方が視野が広い分はるかに分かりやすい。 1次情報を大切に、見極めましょう。(5)

Posted by ブクログ

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