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県別戦国武将事典 これ一冊でよくわかる!
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県別戦国武将事典 これ一冊でよくわかる!

楠木誠一郎【著】

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県別戦国武将事典 これ一冊でよくわかる!

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 PHPエディターズグループ/PHP研究所
発売年月日 2010/07/20
JAN 9784569790633

県別戦国武将事典

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2011/09/09

戦国武将に興味を持つようになりましたが、今の県でいうと、正確に何県の英雄なのか、その県の出身者と話をする時にモヤモヤすることが多々あります。 うっかり隣の県の武将と間違えて、それが宿敵の敵同士だったりすると、険悪な空気にもなりかねなく、意外と間違えられないところ。 この本は、旧...

戦国武将に興味を持つようになりましたが、今の県でいうと、正確に何県の英雄なのか、その県の出身者と話をする時にモヤモヤすることが多々あります。 うっかり隣の県の武将と間違えて、それが宿敵の敵同士だったりすると、険悪な空気にもなりかねなく、意外と間違えられないところ。 この本は、旧国別ではなく現在の四十七都道府県別にまとめられているため、現代と照らし合わせることができて、理解しやすいだろうと読みました。 県別にまとめられていますが、情報量が多すぎて、大勢の武将たちが名前のみの登場で終わったりしているため、エピソードと共に理解できないのが残念。 シリーズ化しないと各県ごとの細かいまとめは無理そうです。 すべて淡々とまとめられており、知らない武将の名前ばかりで、難しさを感じます。 娯楽や教養というより暗記目的のまとめ本のよう。 戦国史がすでに頭にしっかり入っている人には、県別にまとめられたこの本はアプローチが新鮮で理解が深まることと思いますが、まだまだあやしい私は、分からない場所も多々ありながらも読んでいきました。 普段の歴史ものとは語り口が違うため、違う視点から気づくこともあります。 白装束で秀吉に会いに行った伊達政宗は、許されたのに、出家姿で降伏した九戸政実は、許されずに一族と共に秀吉に斬首され、九戸一族は滅亡したという話を聞いて、不公平さを感じました。 出家姿ではなく死に装束までいかないと、だめだったのでしょうか? 石田三成の忍城攻めには、真田昌幸・幸村親子らも参戦していたとは知りませんでした。 江戸城を築城した太田道灌とは出家後の名前だったということも。 彼は武士というよりも建築家の面の方が大きいと持っていましたが、暗殺されたと聞いて、やはり政治の中の人であったかと思いました。 関東には思ったよりも上杉軍がちょくちょく攻めてきていたこともわかりました。 神奈川県ゆかりの武将といったら、やはり北条氏になります。 北条氏直が自分の命と引き換えに将兵の助命を乞うて降伏しましたが、秀吉に聞き入れられず、氏政・氏照、宿老の切腹も命じられ、北条氏は滅ぼされました。 やはり秀吉は残虐で、神奈川県民としても私は好きではありません。 小田原評定(1590)は、延々と決着の出ない堂々巡りが繰り返されており、「会議は踊る、されど進まず」のウイーン会議(1814)とよく似ていると比べられていました。 愛知県の旧国名は尾張と三河なので、信長、秀吉、家康が出たすごい県ということになります。 逆に、意外に大阪ゆかりの超有名武将はいませんでした。 そんなこんなで、難しそうではありましたが、なかなか為になるおもしろい一冊でした。 家に置いて、何かの折に開いてみるようにすると、県別武将の理解が深まりそうです。

Posted by ブクログ

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