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異本論 ちくま文庫
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異本論 ちくま文庫

外山滋比古【著】

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異本論 ちくま文庫

638

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 筑摩書房
発売年月日 2010/07/10
JAN 9784480427496

異本論

¥638

商品レビュー

4.3

11件のお客様レビュー

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2024/09/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

実は、マーケターこそ、読むべき一冊。 本は作者のものだけではなく、読者のものなんだ。読者に開かれたものなんだ。というメインの主張は、読書論にとどまらず、マーケティングやブランディングの可能性をぐっと切り開く視点をくれる。 本好き以外には見慣れない「異本」というコトバを題材に、「本を読む、理解する、解釈するって一体どういうことか?」の、常識を裏切る発想法を提案する名著。 「ちょっと同じ話を繰り返し過ぎやろ感」はあるものの、まったく違うOS・アングル(物事の見方)を育むためのプロセスなんだろうなと思うと、あえての繰り返しなのかもしれない。

Posted by ブクログ

2024/06/23

古典は作られたその時から古典なのではなく、様々な解釈や社会・コンテクストの変化などによって異本化されて古典へと昇華する。本自体は短編エッセイ集のような形式だが、様々な例を出しながら一貫した主張を展開。 1970年代発行(文庫は2010年)の随筆だが、今でも通じる、また今だからこそ...

古典は作られたその時から古典なのではなく、様々な解釈や社会・コンテクストの変化などによって異本化されて古典へと昇華する。本自体は短編エッセイ集のような形式だが、様々な例を出しながら一貫した主張を展開。 1970年代発行(文庫は2010年)の随筆だが、今でも通じる、また今だからこそ考えるべきテーマが盛り込まれている。示唆と教養に富んだ一冊。

Posted by ブクログ

2022/09/04

何かしらの本を読み終え、感想を形にするべく、キーボードを叩いて言葉を目の前に並べていくと、次第に不安を感じ始める。さっきまで読んでいた本について書いているはずなのに、微妙に的を射ていないような感覚。そんな悩みを抱いたことがあるのならば、本書は必読だ。 『異本論』:「“面白さ”は...

何かしらの本を読み終え、感想を形にするべく、キーボードを叩いて言葉を目の前に並べていくと、次第に不安を感じ始める。さっきまで読んでいた本について書いているはずなのに、微妙に的を射ていないような感覚。そんな悩みを抱いたことがあるのならば、本書は必読だ。 『異本論』:「“面白さ”は作品に内在しているものではなく、作品と読者の間に発生している現象のことである」といった主張は、自分がこれまで読んできた本からも得てきた知見だが、そういった作品と読者の関係性についてのあれこれが文庫200ページにまとまっていて、付箋を貼りながら楽しく読んだ。

Posted by ブクログ

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