商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 太郎次郎社エディタス |
発売年月日 | 2010/07/15 |
JAN | 9784811807386 |
- 書籍
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絵で読む漢字のなりたち
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絵で読む漢字のなりたち
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商品レビュー
3.8
7件のお客様レビュー
主に小学生で習う漢字から、それが表す意味や由来を影絵的なイラストで紹介。楷書体の近くに篆書体であろう文字があるのも良い。 紹介例自体の数はそこまで多くないが、比較的洗練されたデザインの本だと思った。 新聞等では先ず使われない、非日常的な漢字の紹介がもっとあっても良かったかなと...
主に小学生で習う漢字から、それが表す意味や由来を影絵的なイラストで紹介。楷書体の近くに篆書体であろう文字があるのも良い。 紹介例自体の数はそこまで多くないが、比較的洗練されたデザインの本だと思った。 新聞等では先ず使われない、非日常的な漢字の紹介がもっとあっても良かったかなと感じた。
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漢字の成り立ちなんて別に知らなくても全然困らないんだけど、知ってみると俄然広い世界が見えてくる。 何千年も前の人が見たこと、感じたことがそのまま形となり、それを何千年も後に生まれた私たちが基本的には同じ形、同じ意味で理解することができるというのは、改めて考えてみると感動的。 ...
漢字の成り立ちなんて別に知らなくても全然困らないんだけど、知ってみると俄然広い世界が見えてくる。 何千年も前の人が見たこと、感じたことがそのまま形となり、それを何千年も後に生まれた私たちが基本的には同じ形、同じ意味で理解することができるというのは、改めて考えてみると感動的。 しかも大抵、その字の成り立ちには生々しい人の生死や祈りや呪いが関係している。例えば、「導」という字は、寸は手、辶は歩く、行くの意味があり、異郷の邪霊をその土地の人間の生首を手に持って祓いながら進むのが「導」、祓い清められたところが「道」となる。 「白」という字は人間の頭蓋骨の象形、など。 ひらがなやアルファベットにはない面白さが漢字にはある。
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『学校司書って、こんな仕事』で知り、図書館で借りた。 「白川文字学」にインスピレーションを受け、金子都美絵さんが影絵で漢字のなりたちを表した本。 1Pに大体1字、古代の字体と『字解』の抜粋とエッセイ的な文が添えてある。 おもしろかった! 8類の本を読みたいと思っていて、日本語ばかりに注目していたけれど、文字学というのもおもしろいんだな。 ほんと、漢字は「聖呪」であるらしく、神聖なものと残酷なものと両方ある。 「幸」や「真」などのなりたちが意外だった。 現代に生きる私は、ネガティブななかでポジティブになりたった、という印象を受ける。 漢字も言葉と同じで、時代が変わると意味が変わることがあるのも、初めて知った。 名づけをするときには、音や意味だけでなく、なりたちも調べよう。 私の名前の文字は出てこなかったので、気になる。 篆刻で古い時代の漢字がおもしろいなぁと思っていたけれど、ここで興味が繋がったのも、個人的な発見で嬉しい。
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