チャンティクリアときつね 海外秀作絵本

バーバラ・クーニー(著者), 平野敬一(訳者)

• 販売会社／発売会社: ほるぷ出版
• 発売年月日: 1975/10/25
• JAN: 9784593500123

商品レビュー

2025/04/08

バーバラ・クーニーさんの絵本ですね。
バーバラ・クーニーさん（アメリカ生まれ）
訳は、ひらのけいいちさん

原作は、十四世紀のジェフリー・チョーサーのお話だそうです。寓話ですね。
この絵本は1958年度のカルデコット賞を受賞されています。
長く読み次がれてきた名作絵本ですね。

むかしむかしから始まる、ある谷間の森の近くの、いっけんの小さな家のお話です。
そこには、おかあさんとふたりの女の子がすんでいました。
このうちには、大きなぶたが三びき、めうしが三とう、それにモリーという名のひつじがいました。
そして、一わのおんどりがいます。
そう、主人公のチャンティクリアです。
このすばらしいおんどりといっしょに、七わのめんどりが、かわれていました。

チャンティクリアと悪がしこいキツネとの、お話です。キツネは、チャンティクリアをだまして、チャンティクリアをくわえて、森ににげだします。
おかあさんも女の子も、ぶたも、めうしも、ひつじもおいかけます。
さぁ～、チャンティクリアは、にげだせるかな？
チャンティクリアとキツネの、ばかしあいのお話です。

お話は、チャンティクリアが調子に乗って、自慢ののどで鳴き出すすきを狙って、キツネに襲われるというのです。

版画仕掛けの美しい可愛らしい絵が、魅力的です。
寓話をアレンジして、読みやすくされた絵本は、時代を越えて読み次がれています。
良い本は、心に温かさが染みますね(=^ェ^=)

2021/10/23

絵が美しく、文章もしっかりしてて○なんだけど、雄鶏のチャンテイクリアと狐のイソップ童話的な話がメインで、冒頭の家族3人の貧困生活紹介は一体なんだったのか謎。
ググってみたら原作はかのカンタベリー物語なんだそう。あーなるほど。よく見たら、表紙にはないけど中のタイトル下にちゃんと「ジェフリー・チョーサーげんさく」と書いてある。知らないで借りたら、冒頭のくだりが「?」になるなぁ。

2021/03/16

チャンティクリアとパートレットのやりとりも面白いし、チャンティクリアときつねのやりとりも秀逸。
お世辞に乗ってやるべきことを忘れてはいけないし、黙ってなければいけない時にしゃべってしまうのは我慢が足りない。
そのとおりですね。