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海の国の中世 平凡社ライブラリー224
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 平凡社 |
発売年月日 | 1997/11/14 |
JAN | 9784582762242 |
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海の国の中世
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海の国の中世
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商品レビュー
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第一章 荘園公領制と神人・供御人制の形成 第二章 鎌倉幕府の成立と若狭の人々 第三章 荘園・公領と浦・浜の実態 第四章 モンゴル襲来と得宗専制 第五章 南北朝の動乱 著者:網野善彦(1928-2004、山梨県、日本史) 解説:須磨千穎(1929-、福井県若狭町、日本史)
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※このレビューにはネタバレを含みます
「よっしゃー網野善彦読んだる!」と思って最初に手に取ったのが「無縁・公界・楽」の方だったのだが、「言いたいことは分かるけど…何寝ぼけたこと言ってんのこのオッサン(失礼)」と思って放置していた。だけどある場所で「網野善彦氏の最大の成果は中世東寺領荘園の研究」と小耳に挟み、なんだ水物じゃない研究(また失礼)もしてるんじゃん、と本書を手に取った。しかし本格的な中世史の本なんて読んだこともなかったので一ページ進むだけで分からない言葉がいくつもいくつも出てくる。馬上免? 一色田? 雑掌? 本所? 預所?? ナニ??? ていうかそもそも何でお寺が土地なんか持ってんの?(←致命的)という調子でもういつ読み終わるんだろう…と辞書を引き引きダラダラ読んでいたら、三分の一ほど読んだ辺りから突然スッと内容が頭に入ってくるようになって、そのまま最後まで読破。読み終わる頃にはすっかり網野というか荘園史の魅力に取り憑かれてしまい「そうか、これが日本中世史なんだ!!!」と一人で興奮しきりだった。私にとってはそういう意味で記念すべき本です。
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