商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 心交社 |
発売年月日 | 2010/06/14 |
JAN | 9784778109714 |
- 書籍
- 新書
つみびとの花
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つみびとの花
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商品レビュー
4
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贖罪の為身体を差し出す保育士と亡くなった娘の父親。光の見えない展開のように見えるけれどちゃんと救いはありました。 二人の過去がこれでもかというくらい悲惨で辛いのに、何故かすらすらと読み進めてしまう。最初は一方的なレイプから始まっての傷の舐め合い、そして二人の距離が近づくまで。陳腐...
贖罪の為身体を差し出す保育士と亡くなった娘の父親。光の見えない展開のように見えるけれどちゃんと救いはありました。 二人の過去がこれでもかというくらい悲惨で辛いのに、何故かすらすらと読み進めてしまう。最初は一方的なレイプから始まっての傷の舐め合い、そして二人の距離が近づくまで。陳腐で在り来たりな展開でもあるのに、九官鳥を通したやり取りやそれぞれの過去の背景、心理描写が細かいので逐一感情移入してしまいます。過大で極端な出来事にもリアリティを持たせる筆力でガツガツ攻めてくる感じが木原さんを思い出させたり。 「苦しい息も…」で氏家側の気持ちや事情が分かり二人を取り巻く環境にも変化が訪れ希望のあるラストになっていて救われました。何気ない日常の二人の会話がとても暖かくて微笑ましい。
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男手ひとつで育てていた娘を、北川巽は保育園のバス事故で失った。 罪悪感に苦しむ保育士の氏家志信を無理やり抱くことで、底なしの絶望と孤独からひととき逃れようとする北川。彼を恐れながらも、償うために身体を差し出す氏家。 やがて北川は氏家の生真面目さや優しさを愛しく思うようになる...
男手ひとつで育てていた娘を、北川巽は保育園のバス事故で失った。 罪悪感に苦しむ保育士の氏家志信を無理やり抱くことで、底なしの絶望と孤独からひととき逃れようとする北川。彼を恐れながらも、償うために身体を差し出す氏家。 やがて北川は氏家の生真面目さや優しさを愛しく思うようになるが、氏家は頑なな態度を崩さない。 氏家には、結婚を決めた女性がいた──。
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とにかくこれでもかってくらい不幸な二人。 それでも人を好きになる気持ちを捨ててなくてよかった。と思う。 冷蔵庫の中にある『桜でんぶ』のくだりがとても切ない
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