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エレクトリック・マイルス1972-1975 “ジャズの帝王"が奏でた栄光と終焉の真相 ワニブックスPLUS新書
880円
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | ワニプラス/ワニブックス |
発売年月日 | 2010/06/06 |
JAN | 9784847060205 |
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エレクトリック・マイルス1972-1975
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エレクトリック・マイルス1972-1975
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商品レビュー
3.8
6件のお客様レビュー
元スイングジャーナル編集長の音楽評論家だけどこの人の書くものがけっこう好きなので手にとってみた。帝王マイルスの、作品で言うと「オン・ザ・コーナー」から「パンゲア」まで、いわゆるジミ・ヘンドリクスとスライ・ストーンに影響を受けたとされる時代について本人と関係者の証言から何が行われて...
元スイングジャーナル編集長の音楽評論家だけどこの人の書くものがけっこう好きなので手にとってみた。帝王マイルスの、作品で言うと「オン・ザ・コーナー」から「パンゲア」まで、いわゆるジミ・ヘンドリクスとスライ・ストーンに影響を受けたとされる時代について本人と関係者の証言から何が行われていたのか、を解明しようとした作品。マイルス・デイビスはメジャーな会社から出てる作品は一通り全部持ってるアーティストの一人で個人的には凄く好きなんだが、特に賛否が分かれるこの時代の諸作品について個人的には好きだと言ってたのだけどそれはたぶんに「そう言ってたほうがかっこいい」みたいな見栄というかなんか頭で聴いてたな、という反省もあって今回読書と共に久しぶりに聴きなおしてみた。多重録音だったり大人数でドヒャーと訳のわからないことをやっている、という印象だったのだけど改めて聴くと全然真っ当な音楽でフリージャズの違いとは一線を画していることが分かった(フリーもけっこう好きなんだけど)。ド素人なので的外れな事を言ってるのかもしれないがコード分解のバップからスケール中心のモードと来たマイルスが次に取り組んだのがリズムで、ドラムが4分の4のところにパーカッションが8分の6にギターがまた別の拍子で二番目のギターはまた別の、といった感じでどんどん人数が増えていって…という感じ。その意味では影響を受けたのは間違いないだろうけどジミやスライとはまた違った方向に進んで行こうとしていた、という本作の指摘はよく理解できる。酷評にも全く動じることなく己の信ずる道を行く姿は帝王の帝王たる由縁という印象でやはりかっこいい。巻末の関連ディスコグラフィーも楽しくて~Apple Musicに入ってるから聴き放題!(笑)〜凄く楽しく読めました。
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2013年2月26日読了。書面にあるとおり1970年代の「ビッチェズ・ブリュー」「オン・ザ・コーナー」などの「エレクトリックな」作品群を生み出したマイルス・デイヴィスの活動の記録。ハービー・ハンコックやチック・コリア、キース・ジャレットなどの有名どころをはじめ、膨大な数の(おそら...
2013年2月26日読了。書面にあるとおり1970年代の「ビッチェズ・ブリュー」「オン・ザ・コーナー」などの「エレクトリックな」作品群を生み出したマイルス・デイヴィスの活動の記録。ハービー・ハンコックやチック・コリア、キース・ジャレットなどの有名どころをはじめ、膨大な数の(おそらく、一癖もふた癖もある)ミュージシャンたちを束ね活用しつつ、成功からくるプレッシャーやドラッグ中毒、脚の手術失敗から来る痛みなどに耐えながらこれほどの作品を生み出したマイルスの創造力・リーダーシップは本当にすごいものだ。マイルスのエレクトリック・ファンク路線にはジミヘンやスライの影響もあったようだが、たどり着いた境地は彼らを遠く置き去りにするものだった、ということか。70年代ってのはスリリングな時代だったのだろうなあ。
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中山氏のマイルス研究にはいつもながら脱帽させられる。この人マイルスが何月何日何時にどこで何をしていたのかほとんど把握しているんじゃないだろうか?
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