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月と太陽の魔道師 ハヤカワ文庫FT
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月と太陽の魔道師 ハヤカワ文庫FT

タニス・リー(著者), 汀奈津子(著者)

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月と太陽の魔道師 ハヤカワ文庫FT

491

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 1991/06/30
JAN 9784150200428

月と太陽の魔道師

¥491

商品レビュー

4

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2023/03/12
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※このレビューにはネタバレを含みます

1977年作のファンタジー小説で表紙は懐かしのファンタジー少女漫画家中山星香。男女逆転世界においての『王子と乞食』といったお話。 タニス・リーによる男女逆転世界なので期待して読んだが、ジェンダー批判描写はあくまでも脇役であり、基本は冒険活劇を中心とした普通のファンタジーだった。突然女王の夫となった奴隷男が男女逆転世界を撹乱してゆく痛快さや、世間を舐めきった「お姫様男」が手痛くお仕置きされる様子などが描かれている。 とはいえ、セリフの端々に鈴木いずみ『女と女の世の中』やよしながふみ『大奥』にも通じるメッセージ性を感じたのは流石というべきか。 奴隷男とお姫様男は並行世界のカウンターパートであり、それぞれ、太陽の世界では男性性を、月の世界では女性性を持たされている。だから奴隷男がお姫様男を助けるくだりは一種の自己救済であり、普段は力を奪われている女性たちへの励ましにもなっている。あなたは力がないと思い込んでいるだけで、本当は何でもできるんだよと。 また、ここには階級差による残酷なまでの環境の違いも描かれており、全体に社会的な問題意識を感じた。すべてが融合し調和するラストはあくまでも明るい。 デビューして2年後の作品なので本領発揮はこれからという時期だろうが、やはりタニス・リーはタニス・リーだ。 ところで、任期制である女王の夫たちの設定などはネパールのクマリ信仰を思わせて興味深かった。クマリの位置にあえて美形男をおくところに皮肉がきいている。

Posted by ブクログ

2007/12/11

永遠に若く輝いていなければならないから、死ななければならない。その定めから逃げる為には…。 初めて読んだタニス・リー。 中学生の時泊まったYHに置いてあったんです。その後タニス・リーをがさがさ読みました。

Posted by ブクログ

2004/10/13

タニス・リーでもう1冊。こちらはマイナーかもしれませんが、最後の展開が好きです。 「平たい地球シリーズ」とは、またちょっと変った1冊。

Posted by ブクログ

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