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バロー マクロ経済学
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バロー マクロ経済学

ロバート・J.バロー【著】, 谷内満【監訳】, 増井彰久【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 センゲージラーニング/同友館
発売年月日 2010/06/15
JAN 9784496046766

バロー マクロ経済学

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2018/11/14

著名なハーバード大学の経済学者によるマクロ経済について書かれた本の翻訳版。700ページに及ぶ教科書的な本。内容は分かりやすいが、数式を一つ一つ理解しながら読み進めるには時間がかかりすぎるため、途中、省略しながら読んだ。印象的な記述を記す。 「仮に知的財産権が存在せず、そのほかに...

著名なハーバード大学の経済学者によるマクロ経済について書かれた本の翻訳版。700ページに及ぶ教科書的な本。内容は分かりやすいが、数式を一つ一つ理解しながら読み進めるには時間がかかりすぎるため、途中、省略しながら読んだ。印象的な記述を記す。 「仮に知的財産権が存在せず、そのほかに創造性に報いる有効な手立てがない場合には、将来素晴らしい音楽、本、ソフトウェアが作られることはほとんどなくなってしまうであろう」 「(医薬品がカナダ、メキシコにおいて安価で販売されていることについて)米国にとっての選択肢は、高価格を支払って多くの効果的な新薬が利用できる状態をとるのか、あるいは低価格ではあるが新薬は少ない状態をとるのかになる。多くの人々は、低価格で多くの新薬が利用できる状態を夢見ているが、残念ながら、現実はそううまくはいかないものである」 「(先進国から途上国への技術伝播がなかなか進まない問題に関して)途上国への技術伝播の速度が高くなるのは、一部の東アジア諸国のように、豊かな国々と多くの貿易を行っており、教育水準が高く、法律・政治システムが十分に機能している場合である」 「インフレ率と名目貨幣の増加率の間に強い正の相関がある。(インフレ率の高い国は、貨幣増加率も高くなっている)」 「実質GDP成長率が高い国ほど、実質貨幣の増加率が高い傾向がある。両変数の関係を回帰した直線の傾きはほぼ1である。これは、実質GDP成長率が1%ポイント上昇すれば、実質貨幣増加率も1%ポイント程度上昇するということを意味している」 「政府は、財政赤字の大きさを変えることによって、徴税のタイミングを変化させることができる。しかし、政府は、いずれは徴税しなければならない。この結論は、経済学でよく言われる「ただの昼食はない」の一例である」 「財政赤字によって人々がより裕福になったと感じるようになるのはなぜであろうか。現在世代の実質税支払いの現在価値の減少分は、将来世代の実質税支払いの現在価値の増加分と一致する。将来世代の人々は、高くなった実質政府債務残高の元利支払いを賄うために課される税の一部を負担するので、生まれながらにして負債を負っていることになる」 「(公的年金の)積立方式では、労働者の年金保険料の支払いは信託基金に積み立てられ、将来、その信託基金から年金が支払われる。一方、賦課方式は、高齢者に支払われる年金を、現在の若い人々が支払う税によってファイナンスする。米国の年金制度は、(日本を含む)他のほとんどの国と同様に、基本的に賦課方式で運営されている。賦課方式の年金制度の規模が拡大すれば、平均的な個人の子孫は、現在価値ベースで見て、将来受け取る年金を上回る税負担を負って生まれてくるのである」 「公的年金制度の拡大は、赤字ファイナンスの減税と類似している。公開市場操作が、「ヘリコプターからの貨幣投下」という非現実的な設定と同様の効果を持つ」

Posted by ブクログ

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