商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 藤原書店 |
発売年月日 | 2010/05/30 |
JAN | 9784894347366 |
- 書籍
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都市デザイン
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都市デザイン
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後藤新平については、書かれた本はたくさんあるが、後藤新平自体の本や講演録は不勉強ながら、読んだことがなかった。 図書館の都市工学のたなの一番上のたなをみていて、都市デザインという平凡な名前の本を抜いてみたら、後藤新平の本だった。 これはすごいと思って読み出した。 前...
後藤新平については、書かれた本はたくさんあるが、後藤新平自体の本や講演録は不勉強ながら、読んだことがなかった。 図書館の都市工学のたなの一番上のたなをみていて、都市デザインという平凡な名前の本を抜いてみたら、後藤新平の本だった。 これはすごいと思って読み出した。 前半部分は、後藤新平を青山先生、藤森先生、陣内先生などが紹介している。 後半は短いが、後藤の書いた文章と講演録。 (1)都市は人類の生活活動の中心である。ゆえに市民が健全ならが、都市もまた健全である。(p152) (2)人間が段々時間を経てきたものについて鑑みなければならない。そこでこの都市を計画するとき、その調和を図ることが必要である。すなわち市民の了解、協力ということになる。(p179) (3)(関東大震災について)その惨禍のあとの復興計画たるや、ただ復旧に止まって、ある一部の「リコンストラクション」にもいたらず、ましてや日本帝国の心的ならびに物的な「ルネサンス」という最後の機運を開発できる力がないならば、日本帝国の面目はどうなるかも考えねばならない。(p223) 満州、台湾、そして、帝都復興事業で、大規模なインフラ整備を追求したというイメージが強いが、講演録そのものを読んでみると、ハードの整備が大事だとはひとこともいっていない。もちろん、講演という性格もあるだろうが、そこでの生活、精神的な安定というものを非常に気にかけているのがわかる。 そいういう後藤の側面が理解できたのは、ちょっとした驚き。
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