商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 産経新聞出版/日本工業新聞新社 |
発売年月日 | 2010/05/18 |
JAN | 9784819111027 |
- 書籍
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日本警察が潰れた日
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日本警察が潰れた日
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1冊の中に警察の不祥事が詰まっている。 どれも聞いた覚えのあるものばかりで、当時の警察機構のトップの苦悩や現場との意識の差が浮き彫りになっていた。 どうやら現実は「隠蔽捜査」のように原理原則を貫くのはなかなか難しいようだ。 新潟少女監禁事件に始まり、桶川ストーカー殺人事件、神奈川県警不祥事問題、栃木リンチ殺人事件など、警察の不手際が最悪の結果を招いたケースがとりあげられている。 日本には警察に代わる組織がない。 危険を感じたとき、保護を求めたいとき、警察が相手をしてくれなかったらいったどこを頼ればいいのだろう。 警察官としての職務に真面目に向き合い、真摯に市民生活を守ろうとしている警察官も多いとは思う。 けれど、警察官としての資質に明らかに欠けている者だっているのだ。 結局のところ、頼りになるかならないかは人それぞれ、きちんと職務を全うする人に当たれば幸運だということなのだろうか。 宝くじじゃあるまいし、どの警察官に当たったとしても誠実な仕事を求めてしまうのが普通だと思うのだけれど。 大きな不祥事があったからこそ、改善されたものも多いと思う。 ストーカー規正法も桶川ストーカー事件がきっかけとなって成立したし、警察機関の自浄作用にも大きな影響を与えただろう。 信頼できる警察…市民はみんな信じたいと思っていると思う。 いざというときに頼りになる、頼られる、そんな警察であってほしいと思う。 【取りあげられている事件概要】 ・新潟少女監禁事件 1990年11月13日、下校途中に行方不明になっていた小学4年生の女児が、2000年1月28日に犯人宅を訪れた保健所職員によって発見され保護された事件。 保護された際、新潟県警本部長が監査のために新潟入りしていた関東管区警察局長を温泉旅館にて麻雀接待したいたこと。 事件の報告があったにも係わらず接待を続けたことなどが、後に明らかになった。 ・桶川ストーカー事件 1999年10月26日、桶川駅前で女子大生が元交際相手が雇った男によって殺害された事件。 事件発生前に被害者および被害者家族が再三にわたり上尾署に相談したにもかかわらず、捜査をせずに放置。 事件後に告訴状を改ざんしたりと隠蔽工作をしていたことが明らかになった。 ・神奈川県警不祥事事件 警察官による覚醒剤使用とその隠蔽工作。女性被疑者に対して職権を乱用してのわいせつ行為など。 他にも脅迫、窃盗、暴行などいくつもの不祥事が相次いだ。 ・栃木リンチ殺人事件 1999年12月2日、複数の少年によって連れまわされた被害者が、被害者家族が警察に相談していることを知り殺害に及んだ。 再三にわたり石橋署に家族が足を運ぶも相手にせず、被害者から電話が入った際に警察官に代わってもらったところ「石橋署の警察官だ」と名乗り電話が切られてしまうという失態をおかす。 結果、犯人の少年たちは事件の発覚を恐れ被害者の殺害を決意。実行してしまう。
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曾国藩 冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、閉に耐え、激せず、騒がず、競わず、随わず、もって大事をなすべし
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