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モラトリアム人間の時代 中公文庫
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 中央公論新社 |
発売年月日 | 2010/04/25 |
JAN | 9784122053113 |
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モラトリアム人間の時代
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商品レビュー
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7件のお客様レビュー
18から30の間に新たに「ユース」という期を置きたいという感覚、社会に出たと言うのに全然自立する気がなくお客様意識があると言う感覚、全てはこの本が81年に書かれていて、自分達の親世代に言っている言葉であると言うのが未来人視点でめちゃめちゃ面白い。自立するのが遅いことの何が問題なの...
18から30の間に新たに「ユース」という期を置きたいという感覚、社会に出たと言うのに全然自立する気がなくお客様意識があると言う感覚、全てはこの本が81年に書かれていて、自分達の親世代に言っている言葉であると言うのが未来人視点でめちゃめちゃ面白い。自立するのが遅いことの何が問題なのかがあまりクリアではない気がする(最後まで読んではいない)。
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途中で読むのが苦痛になった。 著者の最大の功績は成長途中の若者を「モラトリアム人間」と命名した事だろう。 しかし著者の視点は昭和5年の戦前生まれの男のものであり、それが発表当初1971年頃には普遍的な考えであったのであり、基本的に「だらしない若者」という価値観が根づいている。 そ...
途中で読むのが苦痛になった。 著者の最大の功績は成長途中の若者を「モラトリアム人間」と命名した事だろう。 しかし著者の視点は昭和5年の戦前生まれの男のものであり、それが発表当初1971年頃には普遍的な考えであったのであり、基本的に「だらしない若者」という価値観が根づいている。 その根本には家父長制思考があるのだが、農村社会制度から工業労働者としての都市生活者への変遷を考慮すれば、なぜ都市部を中心にした若者(当時は農家の次男以下が多かった)が長男と違って安定した土地を分け与えられずに都市で根を張って生きていく過程であると捉える視点がないのかと不満に思う。 また現在において考えると、生涯雇用など望めない時代における不安定さが社会の根底にあるのだから、ますます何事も決めつけてしまわない身軽さを身につける事こそ世渡りの秘訣と言えるので、好き嫌い関係なくモラトリアム人間の時代が来たと言えよう。
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わたしの考えることなんてもう大方この歴史のどこかで誰かが考えているのだろうと最近は思いながら本を読んでいるのだけれど、まさか小此木啓吾氏だったとは思わず、たどり着けた自分を少しだけ褒めてあげたい。分裂症的な感覚、自分の人生を何か賭せない感覚、ここにいる自分が本物ではないような感覚...
わたしの考えることなんてもう大方この歴史のどこかで誰かが考えているのだろうと最近は思いながら本を読んでいるのだけれど、まさか小此木啓吾氏だったとは思わず、たどり着けた自分を少しだけ褒めてあげたい。分裂症的な感覚、自分の人生を何か賭せない感覚、ここにいる自分が本物ではないような感覚。それらはオタクの問題と結びつき、かつ初めて江藤淳の成熟と喪失を読んだ時から成熟の問題と結びついた。成熟と喪失はまずエリクソンを下敷きにしており、この本を読んでやはりエリクソンなのだな、と思う。ここからどう進んでいくのか、まさに読書の真価を知っていった一年だったと思う。
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