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CIA洗脳実験室 父は人体実験の犠牲になった
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CIA洗脳実験室 父は人体実験の犠牲になった

ハービー・M.ワインスタイン【著】, 苫米地英人【訳】

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CIA洗脳実験室 父は人体実験の犠牲になった

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 WAVE出版
発売年月日 2010/04/26
JAN 9784872904710

CIA洗脳実験室

¥1,870

商品レビュー

3.4

6件のお客様レビュー

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2022/11/20

非人道的な実験内容を知りたかったので買ったものの、内容は実験で狂った父との日々と裁判エッセイで翻訳者は最後にテレビを絶対に見るなで締めている本だった。 情報精査は大事だなとは思うがなんせ2000年前半の本なので今とは勝手が違うなと思うなどした。 自分には合わなかった。

Posted by ブクログ

2017/08/24

MKウルトラ。1950年代から1960年代まで、アメリカ・CIAが行って いた洗脳実験のコードネームである。被験者の同意を得ぬまま、 LSDを含む数種類の薬剤や過剰な電気ショック、強制的な睡眠と 自己否定を促すような録音テープを流し、人格を作り替えようと する実験だ。 ...

MKウルトラ。1950年代から1960年代まで、アメリカ・CIAが行って いた洗脳実験のコードネームである。被験者の同意を得ぬまま、 LSDを含む数種類の薬剤や過剰な電気ショック、強制的な睡眠と 自己否定を促すような録音テープを流し、人格を作り替えようと する実験だ。 アメリカ国内のみならず、隣国カナダでも行われていたこの実験の 犠牲者のひとりが著者の父である。 事業で成功し、精力的でユーモアも忘れなかった著者の父は腎臓 結石の検査の為に打たれた注射で窒息するのではないかとパニッ クを起こした。一時的な不安は去ったかに思われたが、時が経つご とに不安は大きくなり、精神療法を受けるようになる。 崩壊の始まりだった。気の短い父は精神療法では物足りず、ある 施設に辿り着く。そこにいたが精神医学者のユーイン・キャメロンで あり、彼は研究費助成をCIAに申請し、助成金を受け取っていた人物 でもあった。 しかし、父の症状は関税に向かうどころかキャメロンの治療を受ければ 受けるほど悪化して行った。事業を続けられなくなったどころか、家まで も手放すことになり、経済的にも逼迫する。1日の大半をぼんやりして 過ごす姿は、かつての父とは別人だった。 父に何が起こったのか。誰も分からなかった。著者が真相に辿り着いた のは数十年後。キャメロンの実験について書かれた本をテーマにした、 小さな新聞記事がきっかけだった。 息子が父に起こったことを調べ、綴る。辛い作業だったではないかと 思う。そして、父の尊厳を守るために著者はアメリカ政府・カナダ政府 を相手とした集団訴訟にも参加し、闘った。 この裁判闘争も凄まじい。キャメロンの実験が行われてから既に30年 が経過し、著者の父を始め、訴訟に名を連ねた被害者たちは皆高齢 になっている。被害者が亡くなるのを待っているのではないかとさえ 思ってしまったわ。日本の水俣病認定のように。 被験者の同意を得ない人体実験は禁止されているはずである。だが、 アメリカは本書の洗脳実験や『プルトニウムファイル いま明かされる 放射能人体実験の全貌』のようにプルトニウムの人体投与事件を平気 で行っている。ウィキリークスもアメリカの製薬会社がアフリカで新薬の 人体実験をしているのをすっぱ抜いてなかったか。 医療倫理はどこへ行ってしまったのだろうと思う。自分に行われている のが実は治療ではなく実験であっただなんて、当時、被験者の誰が思っ たことだろう。 「人格を作り替える」どころか、被験者の人格は壊された。被験者本人 ばかりではない。その家族の絆さえ、壊されてしまったのだ。おぞましい という言葉だけでは表現しきれない嫌悪感が湧き上がって来た。 父を奪われた当事者の筆になるだけに、壊れて行く過程の父の様子を 綴った部分は本当辛かった。父か壊れてしまった原因が不明だった時 の、「自分もいつか父のようになるのだろうか」との不安も胸を締め付け られるような苦しさだった。 権力は国民なんて「数」としか思っていないのだろうな。責任は誰も取らな い。そうして、被害者だけが残されるのだ。

Posted by ブクログ

2012/12/10

CIAでこれほど恐ろしい実験が行われていたのなら、似たようなことが、日本でも、精神科医によって行われているんだろうなと。正義の名のもとに。 もしや自分は実験体にされてないだろうかと。 苫米地英人氏と宮崎哲弥氏の対談を読むと、本当にそういう気がしてしまう。 父が崩壊する姿を目...

CIAでこれほど恐ろしい実験が行われていたのなら、似たようなことが、日本でも、精神科医によって行われているんだろうなと。正義の名のもとに。 もしや自分は実験体にされてないだろうかと。 苫米地英人氏と宮崎哲弥氏の対談を読むと、本当にそういう気がしてしまう。 父が崩壊する姿を目の当たりにし、自らも精神科医になって真実を知り、それを公開した著者の勇気と、正常な意識を失わなかった勇気に敬意を払いたい。

Posted by ブクログ

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