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裏切りの民主党
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裏切りの民主党

若林亜紀【著】

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裏切りの民主党

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2010/04/25
JAN 9784163725406

裏切りの民主党

¥1,728

商品レビュー

2.8

4件のお客様レビュー

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2013/08/10

本書は民主党政権下で行われた事業仕分けについて、その状況や結果から否定的な立場で展開している。確かに個々の議員は頑張っていたのかもしれないが、結局は首相をはじめとするリーダーシップの問題になるのか? 著者は民主党に期待をしていたのか、それとも自民党でないとダメだと思っていたのか、...

本書は民主党政権下で行われた事業仕分けについて、その状況や結果から否定的な立場で展開している。確かに個々の議員は頑張っていたのかもしれないが、結局は首相をはじめとするリーダーシップの問題になるのか? 著者は民主党に期待をしていたのか、それとも自民党でないとダメだと思っていたのか、そこについては分からないが、事業仕分けに多大なる期待をしていたようである。しかし予算編成に対する強制力もない事業仕分けは所詮パフォーマンスと考えた方が良かったのではないか。 民主党も自民党の放漫財政のツケのしわ寄せもあったかもしれないが、あまりにもずさんな政権運営だったことは否めない。 そのもともとの自分たちの財政のずさんさを棚に上げて、民主党のせいにしているだけの自民党もロクなもんではない。 著者が今のアベノミクスに対してどう考えているのかを聞いてみたい。

Posted by ブクログ

2011/08/17

数日前に現在は行革担当大臣をされている枝野氏の書かれた「事業仕分け」の本のレビューを書きましたが、今回はその「事業仕分け」に対して、批判的ば立場から書かれていると思われる本についてです。 例としては、仕分けで効果が得られた予算削減額は2兆円に過ぎないとか、「廃止」とされた事業...

数日前に現在は行革担当大臣をされている枝野氏の書かれた「事業仕分け」の本のレビューを書きましたが、今回はその「事業仕分け」に対して、批判的ば立場から書かれていると思われる本についてです。 例としては、仕分けで効果が得られた予算削減額は2兆円に過ぎないとか、「廃止」とされた事業仕分けも、他の予算に付け替えられて復活していて、その効果は無いというものです。 私も枝野氏の本を読んでいなかったら、その主張に賛成したことだろうと思いますが、彼の本を読んでわかったことは「事業仕分けに法的効力はなく、予算削減は国会やその他の場で決定されるもの」ということで、予算の使い方に対して、国民に目を向けさせたという意味では効果があったと私は思うことができます。 この2冊の本を読んでみて、「事業仕分け」一つをとってみても、両者の意見を良く聞いてから自分で判断する習慣を付けるべきだと思いました。 以下は気になったポイントです。 ・雇用保険を使って、労働者福祉の御旗のもと、中野サンプラザ等の音楽堂、結婚式場、リゾートホテル(ハイツ&いこいの村)を全国各県に建設、2000箇所、5000億円にのぼり、殆どが赤字経営、廃止か払い下げとなった(p23) ・人とカネ(職員と予算)は温存したまま別法人と合併させる(例:独)法人雇用・能力開発機構は廃止、業務は、独)法人高齢・障害者雇用支援機構と勤労者退職金共済機構へ移管)のが、看板の付け替え(p26) ・予算案や法案を出すように求められたとき、本命案のほかに、必ず3つ選択肢を設けるのが官僚の慣例である(p43) ・10月22日の行政刷新会議で仕分け人に32名の国会議員が指名されたが、新人教育を受けるために、最終的には7名となった(p46) ・職業大学の問題は、経費がかかりすぎること、学生の就職率が悪いこと、教職員が多い(学生120名に対して、教員が168名)、事務員:113名と多いこと(p56) ・霞が関では、新しい法律をつくると、その監督・広報をするためとして、必ずセットで天下り法人を新設する(p65) ・ハローワークは企業向けと求職者向けがある、求職者向けコーナーは失業者で溢れているが、企業向フロアは混んでいない、これ以外に、都道府県に労政課、天下り団体もあり、三重行政となっている(p68) ・自民党政権時代、政治家は暇と思われていた、多くの議員は政策は官僚任せ、陳情は秘書任せ、選挙は組織任せであった、民主党は政治主導で政治改革を行うことの大変さ、辛さを感じている(p107) ・国の予算は、省庁の要求を財務省が査定して、政治家が復活要求をする等、密室で行われてきた、その作業の一部を公開した意義は大きいが、無駄遣い撲滅には繋がらなかった(p116) ・自民党無駄遣い撲滅チームは、わずか4日間で、文科省・環境省・財務省の57事業を仕分けして、2009年予算を一般会計で5500億円、特別会計で3300億円減らすことに成功、民主党は、450事業で9日間で2兆円の削減(p132) ・事業仕分けは、科学技術予算そのものを否定したのではなく、天下り法人の計画の杜撰さ、高コスト体制の見直しを指摘した(p141) ・民主党はマニフェストで、ムダ削減で9兆円、埋蔵金の召し上げ、政府資産の売却で5兆円、税制改正で3兆円、合計17兆円の財源をつくれるとしていた、これを民主党内で指摘することはタブー(p153) ・政治家は世襲が多いために、自民党の地盤に入れず、仕方なく民主党という議員も多かった、がちがちに固められていた自民党の既得権益がいったんリセットされた功績は大きい(p178) ・日本には労働需給のミスマッチがあり、国が調整に乗り出せば、GDPは4兆円ほど増え、歳出を4兆円ほど減らす効果がある。失業率は高いが人出不足である、コンビニの店員、定食屋、ラーメン屋の店員は多くは外国人(p179) ・在留外国人統計では、南米からの出稼ぎ日系人が32万人、中国等からの低賃金技能研修生が12万人、勤労就学生・留学生が17万人、不法就労者が22万人である、ニートが64万人だが、チートが働かない分を外国人が補っているようなもの、ニートが働くと一人300万円稼ぐとして、GDP:2兆円(p181) ・論客としてメディアの常連だったり、メディアにネタを売り込んできたり、ネタを頼ってきた民主党のスター議員らが、閣僚についたとたんに行革に後ろ向きになった(p191) ・議員は政府ではなく党に留め置かれ、小沢幹事長に権限が集中した、幹事長の方針に逆らう議論は封殺、民主党が勝てない地方は冷遇されるという中国のような独裁体制となっている(p192) 2010/11/26作成

Posted by ブクログ

2011/06/29

事業仕分けの裏側がさらっと読める。しかし、民主党が労組に気兼ねして思い切った行革ができないとの見方は以前から出ていたのに、それでもみんな民主党に期待したんだねえ。それだけ自民党に愛想を尽かしたというわけですな。確かに、麻生政権が出した景気対策の補正予算案って、本当にクズだった。あ...

事業仕分けの裏側がさらっと読める。しかし、民主党が労組に気兼ねして思い切った行革ができないとの見方は以前から出ていたのに、それでもみんな民主党に期待したんだねえ。それだけ自民党に愛想を尽かしたというわけですな。確かに、麻生政権が出した景気対策の補正予算案って、本当にクズだった。あれには、驚きを通り越して、がくぜんとしたわ。著者の売りは以前、官僚の側にいたからこその視点、実情理解でしょう。高橋洋一氏と通じるものがある。高橋氏より分かりやすいけどね。

Posted by ブクログ

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