商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | あるむ |
発売年月日 | 2010/03/03 |
JAN | 9784863330221 |
- 書籍
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土木技師・田淵寿郎の生涯
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土木技師・田淵寿郎の生涯
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商品レビュー
4.3
3件のお客様レビュー
この伝記が本になってくれてよかったと感じた。 それくらい、名古屋を中心として中部地域にとってきわめて重要な、土木・都市計画の偉人だと思った。 広島に生まれ、東北にすがすがしさを覚えていたというのにも親近感がわく。 学生のころの教授には廣井勇がいたということで、その門下の青山・八...
この伝記が本になってくれてよかったと感じた。 それくらい、名古屋を中心として中部地域にとってきわめて重要な、土木・都市計画の偉人だと思った。 広島に生まれ、東北にすがすがしさを覚えていたというのにも親近感がわく。 学生のころの教授には廣井勇がいたということで、その門下の青山・八田・宮本らは著名だが、同じく肩を並べてもよい存在だとさえ思った。先日『土木技術者の気概』を読んだところなのでタイムリー。 中部での河川関係では、今渡ダムの操作規程として、夏は100トン、冬は70トンというのを作ったのも田淵さんの功績、というのは初めて知った。 名古屋市に迎えられてからは、戦災復興として、百メートル道路2本の計画・実現、そのための墓地移転、さらに地下鉄・金山総合駅等の都市交通構想、そして名古屋港の整備と名古屋港管理組合の設立など・・・ それから、名古屋城再建直後の伊勢湾台風への対応(ドラム缶工法による道路復旧、河川決壊の締め切り等)にも貢献。 重網氏の感情が乗り移ったあまり、後世の事項についての記述までなされているのはわかりにくいが、愛嬌か。
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・名古屋市助役でありながら、自らを「助役」といわずに「除厄」と呼び、都合の悪いときは俺のせいにせよ。厄を払いのけてやる。しかし、仕事には身を捨ててかかれ。試練には立ち向かえ。 ・都市計画が成功したのは私の手柄のように言われているが、それは違う。私を使ってくれた当時の市長の懐の深さである。人はいくら優秀な人でも、その上司次第である。佐藤市長、それに続く塚本三市長、みんな私にまかせっきりであった。田淵が失敗したらオレが切腹するのだ。そんな雰囲気が、私の気持ちをかき立ててくれた。上司はどうしても文句をつけたがる。しかし、この二人はだまって見守っていてくれた。人生意気に感じて仕事をさせてもらった。
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名古屋の百メートル道路の関係者の話。 技術の視点か,都市政策の視点が焦点が明確でなく分かりにくい。 巻末の名古屋の港、駅、鉄道などの資料はよく整理されているだけに残念。
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