- 新品
- 書籍
- 文庫
源平合戦の虚像を剥ぐ 治承・寿永内乱史研究 講談社学術文庫1988
1,221円
獲得ポイント11P
在庫なし
発送時期 1~5日以内に発送
商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/04/14 |
JAN | 9784062919883 |
- 書籍
- 文庫
源平合戦の虚像を剥ぐ
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
源平合戦の虚像を剥ぐ
¥1,221
在庫なし
商品レビュー
4.4
10件のお客様レビュー
平家物語は物語として大幅に脚色が加えられており必ずしも史実を正確に表現していないこと、また平家物語の筋書きを正とし進めれていた中世史研究を批判し、源平合戦の史実としての姿を映し出そうとした書籍である。 当時の文献や資料に基づき、誠実に内容を構築している印象を受けた。 特に、奥州合...
平家物語は物語として大幅に脚色が加えられており必ずしも史実を正確に表現していないこと、また平家物語の筋書きを正とし進めれていた中世史研究を批判し、源平合戦の史実としての姿を映し出そうとした書籍である。 当時の文献や資料に基づき、誠実に内容を構築している印象を受けた。 特に、奥州合戦が軍事的よりも政治的な目的を持った合戦であり、頼朝の源氏棟梁としての総仕上げとして実施されたという説は興味深かった。 序盤は事実の羅列で読みづらかったものの、後半につれて謎解きが進むような高揚感があった
Posted by
源氏が平氏に勝ち,朝廷とは別の統治体制を敷けた理由を戦闘方法や戦争行為の動機のリアルな分析から推測していて,読んでてワクワクしました。NHK「鎌倉殿の13人」も終盤になってきましたが,最初から見直すと違った見方ができて楽しそう。先に大河ドラマや新日本出版社/上杉和彦『源頼朝と鎌倉...
源氏が平氏に勝ち,朝廷とは別の統治体制を敷けた理由を戦闘方法や戦争行為の動機のリアルな分析から推測していて,読んでてワクワクしました。NHK「鎌倉殿の13人」も終盤になってきましたが,最初から見直すと違った見方ができて楽しそう。先に大河ドラマや新日本出版社/上杉和彦『源頼朝と鎌倉幕府』を読んでて,大枠の歴史の流れが頭に入った上で読んだので,細かい分析がちょうどよかったです。
Posted by
治承・寿永の乱は〈内乱〉であり平家方圧迫に対する全国規模の反抗。国衙で村落領主クラスの「器量に耐えうる輩」武芸者以外までをも軍事動員したが〈駆り武者〉は不利になると本人意思で脱落し戦局を左右した。〈路地追捕〉は場あたり的な掠奪でなく、膨大な動員を維持するための遠征当初から予定の「...
治承・寿永の乱は〈内乱〉であり平家方圧迫に対する全国規模の反抗。国衙で村落領主クラスの「器量に耐えうる輩」武芸者以外までをも軍事動員したが〈駆り武者〉は不利になると本人意思で脱落し戦局を左右した。〈路地追捕〉は場あたり的な掠奪でなく、膨大な動員を維持するための遠征当初から予定の「合法的」軍事行動。工兵は有償だった。鎌倉方有利は、朝廷にしかできない敵方所領没収を反乱軍ゆえ実施し追認されたこと。奥州合戦は鎌倉殿を鎮守府将軍に比する権威化セレモニー、右近衛大将・大将軍補任で確立。歴史的名著と言える(1996年)
Posted by