商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2010/03/01 |
JAN | 9784103239611 |
- 書籍
- 書籍
野球を学問する
商品が入荷した店舗:店
店頭で購入可能な商品の入荷情報となります
ご来店の際には売り切れの場合もございます
お客様宅への発送や電話でのお取り置き・お取り寄せは行っておりません
野球を学問する
¥1,430
在庫なし
商品レビュー
4.2
10件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
桑田真澄と平田竹男さんとの対談形式で書かれている。 今問題になっている部活での体罰、いじめなどにも触れられている。 戦前の野球スタイルが今もまだ引きずられている現代の野球に 警鐘を鳴らしている。 桑田にコミッショナーやってほしい。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
・飛田穂洲「野球道」 →練習常良(練習では常に最善を尽くすべし)→千本ノック →武道には「残心」という心構えがある。心をとぎらせない。茶道もしかり。→ただ勝てばいいのではなく、その行為を通じて、自己の精神の修練を行い、物事の本質に迫ろうとする。 →「練習量の重視」「精神の鍛錬」「絶対服従」 ・PL学園から推薦がきても、学校の先生が他の学校を勧めて行かせてくれなかったので、転校。 →他の学校だと桑田が行けば他に5名一緒に推薦でとってやると言われていた。 ・高校1年で優勝した後に監督に「練習を3時間にしましょう」と提案。 →3時間の全体練習の後は、各自の必要な練習(休息)をする。→効率的で合理的な練習。 →それまでは、ピッチャー陣は早めに練習が終わるが、野手に合わせて無駄にトレーニング。 (日本の残業にも似ている) ・選手は監督に対して、絶対服従をしているが、自分が指導者になったら同じ指導をしたいかという問いには 50%もいる。 ・高校1年からプロで投げることをイメージして、ストレートとカーブしかなげなかった。スライダーやフォークなどはプロでは通用しないと知っていたから。 →だからこそ、打順や点差、なぜこのバッターがここにいるのかなどを考え観察していく。 ・学生時代の洗濯機の使い方も工夫。 ・自分自身をリスペクトしないと、プレッシャーの中で平常心を保てない。 ・「野球道」→スポーツマンシップ →練習の質の重視「サイエンス」/尊重「リスペクト」/心の調和「バランス」 ・絶対服従では勝てない。一人一人がかんがえる必要がある。 ・サッカーがイタリアやイングランドのスポーツであっても日本ならではの良さを出していけばいい。 ・諦めようとした時に母親から、何が起こるか分からないから絶対に諦めたらダメと言われ、シャットアウトゲームができた。でもこれは運やツキ。打たれても野手の正面にボールが飛び、アウト。 ・体の大きさが全然違う清原君に出会って変わった。彼と同じことをしていても絶対に勝てないから。だから自分の長所を生かし、そして運とツキの貯金を考えた。 →トイレ掃除、ゴミ拾い、挨拶と返事、靴を揃える ・ピッチャーはいくら上手くても、頑張っても試合に勝てない。誰かが打って点をとってくれない限り勝てない。だから、いつもチームメイトに感謝して投げる。声かけ、心配りを忘れないようにすると、野手もこいつのために打ってやろう、捕ってやろうとプレーをしてくれる。 ・真のスポーツマンはスポーツだけではダメ。勉強も人生も! ・引退するまで一度も恐くなかった時はない。でも恐いからといって何もしなかったら、何もおきない。勇気を持って挑戦しなければ、何もおきない。
Posted by
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
桑田氏が早稲田の大学院で学んだ理論を紹介する本。 野球を学問するというのは,野球の技術的なことではなく,それを取り巻く環境などに焦点をあてている。こんなに視野の広く,こんなことを考えている野球選手がいたなんて驚くべきことである。 一般人が語っていたら,贔屓目に見ても☆3はいかないけど,これだけ経験と実績のある桑田氏の言葉だから重みがある! 進行役は元通産相の平田先生なのだが,経済や産業に関わる解説はほとんどない。純粋にスポーツをビジネスから切り離して考えたいという意図のように思えるが,スポーツのもたらす経済効果や振興についても言及してもらいたかった。 ネタバレ: 桑田氏は単位をとればいい,卒業できればいいという勉強の仕方ではなく,学んだことを本当に身に着けようと思って取り組んでいた。その姿勢は勉学だけではなく,生きていくうえで最も重要だと思う。この強い思いが彼を一流の野球選手にしたのだろう。 更に周囲の学生からは,期待されたこと以上,教えてもらったこと以上の結果をだそうとする気迫を評価されている。
Posted by