商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2010/03/20 |
JAN | 9784062161206 |
- 書籍
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鹿王丸、翔ぶ
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鹿王丸、翔ぶ
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商品レビュー
3.7
3件のお客様レビュー
面白かった。時代物は初めて読んだが、頭の中で配役が直ぐに浮かんだ。鹿王丸は香川照之、伴与七郎は大泉洋といった具合か。両者の二手の進行がテンポ良く飽きさせない。情景も浮かびやすい言葉を選んであって読みやすかった。
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暗殺を請け負う鉄砲撃ち・鹿王丸と、その正体を追う甲賀者・伴与七郎。 上役から無理難題を押し付けられた平凡な主人公が、ぼやいたり、泣きを言ったりしながらも、一生懸命に難題に立ち向かって行く。これが岩井さんの歴史小説のパターン。 この作品も与七郎についてはそのパターンです。中間管理職...
暗殺を請け負う鉄砲撃ち・鹿王丸と、その正体を追う甲賀者・伴与七郎。 上役から無理難題を押し付けられた平凡な主人公が、ぼやいたり、泣きを言ったりしながらも、一生懸命に難題に立ち向かって行く。これが岩井さんの歴史小説のパターン。 この作品も与七郎についてはそのパターンです。中間管理職の悲哀のようなものを感じさせます。 しかし、鹿王丸はハードボイルド的性格付けで、物語全体もそれにつられ冒険活劇的な要素が強くなってます。で、その二つが上手くかみ合わないように感じました。
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岩井三四二「鹿王丸、翔ぶ」 戦国時代の京都が舞台。 鉄砲の名手で忍びの鹿王丸が、京都を支配する六角勢の武者たちを次々に仕留めていく。 とても血なまぐさく残酷な話をわざと淡々と表現しているところが持ち味なのかと思う。読んでいるとモノクロの画面が浮かび上がり、無表情の登場人...
岩井三四二「鹿王丸、翔ぶ」 戦国時代の京都が舞台。 鉄砲の名手で忍びの鹿王丸が、京都を支配する六角勢の武者たちを次々に仕留めていく。 とても血なまぐさく残酷な話をわざと淡々と表現しているところが持ち味なのかと思う。読んでいるとモノクロの画面が浮かび上がり、無表情の登場人物が走り回る。 人間の感情というものをいっさい表に出さず動く登場人物にかえって人間味を感じ、裏の感情がすくい取れるようでストーリーに入り込んでしまいます。 ただ戦国時代の時代背景がよくわからない人が読むと、いまいち意味がわからないところが出てくるところが難点。 そういうところの説明をもう少し丁寧にしてくれるともっと良かったかもしれないです。
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