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経営の精神 我々が捨ててしまったものは何か
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商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 生産性出版 |
発売年月日 | 2010/03/15 |
JAN | 9784820119326 |
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経営の精神
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経営の精神
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著者は神戸大学経営学部の教授。刊行は2010年。 日本企業はなぜ元気がなくなったのか。それは経営の精神にあるのではないかと述べる。経営の精神は次の三つからなり、この三つの間の微妙やバランスの上に立っているとする。 市民精神…節度、勤勉、克己心など 企業精神…情熱、創造的破壊、リス...
著者は神戸大学経営学部の教授。刊行は2010年。 日本企業はなぜ元気がなくなったのか。それは経営の精神にあるのではないかと述べる。経営の精神は次の三つからなり、この三つの間の微妙やバランスの上に立っているとする。 市民精神…節度、勤勉、克己心など 企業精神…情熱、創造的破壊、リスクテイク 営利精神…合理性、数字へのこだわり 近年日本企業に起きているのはことバランスが崩れていること。例えば品質問題(=市民精神)、変革回避(=企業精神)、過剰な数値目標(=営利精神)など。これは企業や経営者だけでなく、従業員に因ることもある。 なるほど、正直耳がすごく痛くなる内容である。
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愚直の経営を日本に取り戻す 経営に必要な3つの精神のうち、営利精神≒合理主義に走りすぎて大切なものを失っていませんか?あえて非合理にも見えることを愚直にやることが実は利益になるという先人の教えをもう一度尋ねよう。 ■概要 経営に必要な3つの精神(※) 市民精神、企業精神、営利...
愚直の経営を日本に取り戻す 経営に必要な3つの精神のうち、営利精神≒合理主義に走りすぎて大切なものを失っていませんか?あえて非合理にも見えることを愚直にやることが実は利益になるという先人の教えをもう一度尋ねよう。 ■概要 経営に必要な3つの精神(※) 市民精神、企業精神、営利精神。 マックスウェーバーの『プロ倫』など社会学の背景も使いながら、経営精神とは何か、なぜ失われたのか、どう取り戻していくかを説いていく。 特に合理主義≒営利精神に偏りすぎことが原因にあると見ている。例えば、成果主義や残業規制、効率化とコンプライアンスを求めた過度な分業化や労務管理などか。 たいせつなのは3つの精神のバランスであり、もう一度市民精神と企業精神を取り戻す(比重を上げる)。合理に走らず、無駄に見えることも でも市民精神や企業精神に合うならばやっていく「愚直の精神」「愚直の経営」が求められる。 ※市民精神は禁欲勤勉、職業人としての姿勢。企業精神は企業家や起業家としての精神に近いアントレプレナーと経営者としての「観」の能力。営利主義は数値へのこだわりや合理主義と言える。 ■所感 さすが加護野先生であり、経営精神を3つに分けて整理したのは納得、腹落ち。 ・心意気が素晴らしい一方で… 論理と根拠を欠いており、著書としてのバランスが悪い。 原因である合理主義への批判も分からなくもないが、少し保守的すぎるようにみえ、感想文ぽく感じてしまった。愚直も一歩間違えると盲目的な無戦略思考、戦前旧日本軍パターンになりかねない。 ・営利主義者の話も聞いてみて アクティビスト批判がされており、名前は伏せられているが、阪神電鉄買収に際した村上ファンドを猛批判。確かに当時は報道もあって金の亡者に見えたが、今となっては村上氏の主張も極端な営利主義ではなかったことがわかり、一理あるように聞こえる。アウフヘーベン。 ・違和感の招待 愚直が結果に結びつくなら良い。結果とは利益などの数値だけでなく、従業員や顧客などステークホルダーの幸福や豊かさ。 ところが近年は愚直が歪められなのか、愚直+利益追求という最悪の組み合わせなのか、愚直が結果を産めていない。それどころか低い生産性や過労死など深刻な社会問題となっている。この点が筆者の主張に最も賛同しかねる違和感だった。 経営の大家である著者ではあるが、示唆より感想に近かったことから★2つと厳しめの評価に… 日本人の現状への慢心などを鋭く指摘してもいるものの、やはり経営の精神との結びつきが弱く、論理飛躍に見えてしまった。
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上司のおすすめ本。アカデミックな見地から、日本企業を発展させ、支えてきた精神について論じた本。いくつかの企業の事例を挙げて展開されるが、結果的に成功した企業の理由を考察していて、これからどうするかという部分については弱いと感じた。ただ、日本企業的精神がコアコンピタンスであること、...
上司のおすすめ本。アカデミックな見地から、日本企業を発展させ、支えてきた精神について論じた本。いくつかの企業の事例を挙げて展開されるが、結果的に成功した企業の理由を考察していて、これからどうするかという部分については弱いと感じた。ただ、日本企業的精神がコアコンピタンスであること、それが失われつつある危機的状況であることには、深く同意する。
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