商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2010/03/25 |
JAN | 9784334926878 |
- 書籍
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志賀越みち
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志賀越みち
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商品レビュー
3.9
12件のお客様レビュー
純粋な青くさい恋愛模様に恥ずかしくなりながら読了した。別世界の生き物のような祇園の人々が、最後にはとても人間らしく思えた。
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親友の祐一がなにかと こぼす「かなんな」が 可愛い♡ 嫌だな困ったなという 意を表しながらも、 けっして拒絶している わけではない。 そう、その言い回しに、 せやけどしょうがない と、受け容れる意思が すでにあるんですよね。 京都の方言ていいなあ と思いました。 物語...
親友の祐一がなにかと こぼす「かなんな」が 可愛い♡ 嫌だな困ったなという 意を表しながらも、 けっして拒絶している わけではない。 そう、その言い回しに、 せやけどしょうがない と、受け容れる意思が すでにあるんですよね。 京都の方言ていいなあ と思いました。 物語の時代は昭和前期。 「けつねうろん」とは 近頃は言わないそうで。 伝統の京町家が連なる 風情たっぷりな祇園の 路地に、 ふらっと迷い込んだか のような素敵な時間を つかの間過ごしました。 しかし主人公があまり にうぶで、ヒロインが ちょっと憐れです(泣
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これからいくつもの出会いと別れを繰り返していくであろう若い男と女、その始まりの純愛。 小説の時代背景や祇園という町を背景に書かれているということもあるでしょうが、雅彦の一途で紛れのない愛を見ながらも、ただ甘いだけではなく、心に爪を立てられているように感情が揺さぶられます。 そ...
これからいくつもの出会いと別れを繰り返していくであろう若い男と女、その始まりの純愛。 小説の時代背景や祇園という町を背景に書かれているということもあるでしょうが、雅彦の一途で紛れのない愛を見ながらも、ただ甘いだけではなく、心に爪を立てられているように感情が揺さぶられます。 それぞれの住む世界で入り乱れる人々の思いに否が応でも翻弄され、巻き込まれる、生々しくリアルな感情。 雅彦の親友である祐一もすごく魅力的な登場人物で、打算のない雅彦と祐一の友情には胸がすく思いでした。
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